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内容説明
仕事を放棄して失踪した担当編集者・坂本さんのマンガへの秘めたる思いと姿勢に触れ、2年ぶりにまた一緒に仕事をすると決めた中堅漫画家・佐木先生。2人にとって、悲願の新連載……その行方は――? マンガにとって重要なのは、ハートか、それとも数字か。業界の変革期に描き記される、等身大の漫画家物語、最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
4
途中打ち首が決まったのか、線が物凄い荒れ始めるのだが。オチもビシッと決まりキレイに着地できている印象。作者には悪いが3巻で丁度良かったのかも。「はじめから自分をしんじてやればよかったのよ」なんてセリフ15年ぶりくらいに見たわ。そういう主人公のオタクぶりと女性編集者のオタクぶりもちゃんと世代間を考えているのが神経が細かくていい。もうちょっと世評が高くても良い漫画家だと思う。2020/03/20
コリエル
4
完結。最終回はわりと好き。漫画への情熱を高らかにうたうのか、逆に冷徹な目で業界論を語るのか。どちらにも振り切れなかったところが先行の漫画家マンガたちに拮抗しえなかった理由かな。本編内のようにスポンサーの都合に踊らされた果ての3巻完結だと見ると、ある種のペーソスを感じる。2020/02/07
まさきち
2
ダラダラしたマンガ家日常系みたいにならずに,バシッと終わってくれて爽快.大御所の見開きで,スカッとさせてもらえました.Twitterとか実話なんですかねw2020/03/23
気球に乗ってる人
1
三巻では特に「若者」とか「時代」に対する中堅漫画家の怯えのようなものが読めて、それを面白く感じてしまった。個人的には自分が十代の頃、マンガ家さんの年齢を気にして読んだ事は一度もなかったが・・・。どSな坂本さんが良かった。最終話については、雑なハッピーエンドでも良かったかもしれないとは思う。坂本さんと作ってきた一つの作品が永久に日の目を見ないことと、とってつけたような「ざまあ」展開が釣り合ってない。単行本の最後のページには作者のメッセージがあったが、そう思うならマンガの中だけでもハッピーエンドにすべきだ。2020/03/14
モットヤマモト
1
終わってしまってる悲しい。青木U平先生の新作出たら絶対買う!2020/02/11