出版社内容情報
<ニューヨーク・タイムズのベストセラーの「ツイステッドテール」シリーズの第9弾! もしも『眠れる森の美女』が目覚めることがなかったら?>
物語は、王子がドラゴンを倒し、城で眠る王女を目覚めさせる、といういたってシンプルな結末を迎えるはずだった・・・。ところが、王子が美しい姫に口づけをした瞬間、王子自身も眠りについてしまうことで、物語は結末どころか、新たなおとぎ話として動きはじめる!
妖精にかけられた呪いによって夢の世界にとらわれたオーロラ姫は、自らの心が作り出したいばらの城から脱出するため、危険に満ちた魔法の世界を切り抜けていかなければならない。オーロラは一人ではない――魅力的な王子が冒険のお供に名乗りを上げ、かつての友人たちも助けに駆けつける。しかし、そんなオーロラの一挙手一投足を、マレフィセントは監視し、魔法を駆使して、彼女を惑わす手先を次々と送り込むのだった。真の味方が誰なのか、そして自分は本当は何者なのか? 時が刻一刻と迫るなか、“眠れる森の美女”はさまざまな苦難を乗り越え、自らを目覚めさせることができるのか?
【目次】