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内容説明
昭和21年、秋。最後の戦闘から1年半、平穏が続く島に、島民が帰ってきた。終戦を知らず潜伏を続ける田丸と吉敷は、ある日、米軍のゴミ捨て場で「戦争は終わった」と書かれた新聞を見つける。敗けられない戦いだった。そう言われて命を懸けた。しかし訪れない反攻の日、無警戒な米兵の姿、“敗戦”へとつながる事実の数々に、生き残った兵士は揺れる――。戦争は終わっているのか、いないのか。終わっている方がいいのか、終わっていない方がいいのか。病に侵された仲間を救うため、真実を確かめるため、吉敷はある決断を下す――。玉砕の島で、覚悟を胸に、懸命に生きた若者たちの記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
73
世間が終戦後もなおペリリューに残っていた日本人兵士の気持ちがよくわかりました。もしかして、日本が敗戦国となっているのではないか、だとすれば日本に残した家族の身は?戦争は終わったほうが良いのか、続いている方が良いのか。信じたくないが一度考えてしまうと消えない思いも辛い。時代の流れを知っている私は吉敷くんの決意は正しいものだったと思うけど、当時を生きた同朋ならあの行動をするだろうなと思います。2020/02/11
こも 旧柏バカ一代
59
戦争が終わってるのに日本は無条件降伏してるのに、島民も戻って来て生活を始めているのに・・・日本兵達は、まだ戦争をしてる。そんな中、米軍に投降しようとする主人公達は凄い決断をしてると思うが、、密告されたのかな?上官に捕まっちゃった。 それにしても、島民の立場で考えると。他国の奴等が土地を勝手に領有を主張して、追い出して殺し合いをして、戻って来いとまた言って、、そしたら若い女性が敗残兵に追われてか。根底にどんな恨みが積もってるか分からないな。。2020/01/29
ゆいまある
56
敗戦から1年。ペリリュー島の島民が戻ってきた。つまりマルキョクなども陥落している筈。盗んだ米軍の雑誌で敗戦を知る。それでも認めたくない潜伏兵達。次第に統制が取れなくなり、島民に乱暴しそうな者も出てくる。衰弱して死ぬ者も。田丸は、吉敷君と共に米軍に投降しようとして止められる。今週からまたパラオ行くんだけど、あの綺麗な景色に過酷な歴史が重なる。2024/03/10
かおりんご
32
漫画。日本は戦争に負けたというのに、まだ戦い続けているのが悲しい。しかし、これが現実だったのだろう。実際、小野田さんも一人で戦っておられたのだし。田丸と吉敷くんがどうなるのか、早く続きが読みたい。2020/01/30
本木英朗
28
日本は負けた、という話がペリリュー島の残存兵たちにも伝わってきた。しかし島田少尉は、それは嘘だという。だが吉敷と僕は、いろいろ考えた結果、アメリカ兵のところへ行くということになったが……という8巻である。そろそろ次化次の次で終わりだろうか。とにかく今は待っているしかないってば。……というわけで9巻町かな、うん。ではでは。2020/04/08
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