日本人は何を考えてきたのか――日本の思想1300年を読みなおす

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日本人は何を考えてきたのか――日本の思想1300年を読みなおす

  • 著者名:齋藤孝
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 祥伝社(2020/01発売)
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  • ISBN:9784396615567

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内容説明

安易な日本礼賛も違うし、外国人の評価を気にしすぎるのも何か違う。そもそも、「日本」って何だろう。実は私たち自身が日本のことをよく知らないのではないでしょうか。学校で「日本史」は学ぶけれど、「日本思想史」は学んだことがありません。思想とは、精神の「柱」に作るものです。現代を生きる私たちにも役立つ、心を安定させるための知恵がたくさん詰まっているのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

17
歴史や偉人達の業績を追いながら、日本人の思想について解説した本。言葉の変遷や宗教、歴史上で起こった大きな出来事を順を追って紹介し、西洋の考え方と比較しつつ過去から現在に至る中で何を大切にしてきたのかが紹介されている。歴史的な人々の言葉や書物を多く引用しながら説明されておりわかりやすい。どちらかというと小心的な性格が細やかな感性を大切にし繊細かつ丁寧な表現につながるという点は確かにと納得。柔らかさや曖昧さを好むのも文化的な要因もあるようだ。宗教との関わりについては思考の方向を改めて見つめるよい気づきとなった2024/08/01

ATS

13
★★★該博な知識に触れられて非常に勉強になった。齊藤さんの結論のひとつとしては、最近の日本人は基盤となる思想がないのがよろしくないのではないかとのこと。これは最近読んだ『大人の道徳』(古川雄嗣著)でも指摘されていたことなので、なにか不思議な感じがあった。齊藤さんは儒教の思想が大切であると説くが個人的にはあまり首肯できないかな。パオロ・マッツァリーノさんの著書など読むと儒教は蔑ろにされていた面もあるから、そこまで影響力があったとは思えない。しかしながら、儒教の公共的な側面を大切にする教えは大切かもしれない。2018/09/07

大先生

10
さすが齋藤先生。日本の思想が分かりやすくコンパクトに纏まっていました。また本書には【思想を学ぶ意義としていちばん大事なことは、「精神の柱」をつくること。しかし、今の教育現場には残念ながらそれがない。明治維新の頃は論語があった。今こそ「論語」に立ち返り、「真っ当な倫理観」を共有すべき。(但し論語を杓子定規に実践せよという意味ではない。】といった提案も含まれています。現代でも通用する部分(孝や仁?)を取捨選択して「論語」の精神を現代日本人の精神の柱にするのは良い考えだと思います!令和維新起きるかも(笑)2022/03/31

よし

10
斎藤孝の本はどれも分かりやすく、シンプル。「日本思想のポイントが”ざっくり”分かる入門書」・・確かに、ちょっと軽すぎるきらいもあるが。「4つのポイント・・(言葉・西洋・宗教・人生観)で日本を読み解く」構成は見事。すっきりと頭に入る。「日本人とは、日本語である。」「私」といわないのは、ある種の畏敬の念からーー」「日本語の消化力・適応力」「「家名を守る」「道徳」・・日本人が大切にしたものの欠如」精神的支柱を失った日本人の「人生のミッション」は何だろうか? その答えは「ざっくり」とはいかない。2016/06/14

ぷー

10
日本人がどんなことを思ってきたのか、歴史の節目を絡ませながら考えるヒントをくれる一冊。浅く広く簡単に書いてあるようなので、どこまで捕捉できているかわからないが、日本でどんな時間が流れてきて、どのように現代に繋がってきているかを見るヒントとなると思う。西洋的見方と違う日本的な見方も、色々なものや文化や思想を受け入れてきたり消化してきたり、それが個性だとして、この個性を失って、他に追随して同化したとき、何を糧にして生きていけるのか、とも思った。2016/04/21

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