内容説明
多くの人は40代までに、仕事や人生における一通りのことを経験する。人生100年時代、50歳からはいわば「2周目」になり、新鮮さや好奇心を失う人も多い。しかしそれはあまりにももったいないと著者は力説します。教養、心身の「軽さ」の取り戻し方、地位、お金、雑談、旅……「先細り」「シュリンク」とは無縁の、新しい発見と可能性を生み続ける日々をすごす知的なヒントを提案する、すべての大人必読の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
107
私には超絶タイムリーな本書でした。特に、「エネルギーが足りない状態を『疲れ』というのに対し、『だるさ』というのはエネルギーが余っている状態なのです・・・『だるい』からと身体を動かなさなければ、ますます『だるさ』が増していくのです」には目から鱗が落ちました。2023/01/18
獺祭魚の食客@鯨鯢
62
一周目の人生は他者がどう評価するか生きて来ました。学業に専心し世評の高い高校、大学へと進み、ずっと自分のやりたいことより周りから誉められることを最優先していたことに気づきました。 人生二周目となり、気力や体力に衰えを感じるようになった五十代後半は、外部評価をやめ、衷心からやりたいと思うことに軸足を移したいと思います。職場の人間からのハラスメントで心身にダメージを受け、物欲・名誉欲に嫌悪感を感じるようになりました。足るを知り、自己に正直に心穏やかに生きていきたいと思います。 2019/12/27
inami
29
◉読書 ★3 人生100年時代ということになれば、50歳からは折返しの人生であり2周目の人生ということになる。その2周目からがおもしろいと著者は言う。50歳を超えると1周目の価値観・視点「地位、役職、他者からの評価、お金等」にとらわれることなく、軸足を「ビジネス社会」に置かなくてもよくなる。その変化を敏感に察知し、柔軟に対応できるか?モチベーションをどこに置くか?が重要になる。欲望を追求する1周目から2周目は「真善美」の追求が可能になる・・人生2周目どころか3周目の時代が到来するかも、よ〜し!頑張るぞ 笑2019/09/26
カレー好き
27
齋藤孝先生の人生の2周目、50歳を超えてからの人生の楽しみ方。学び、興味の幅を広げることなど既読の内容もあるが、やはり歳をとることに前向きになれる。1周目で溜まった心の荷台の重さを取り除く。コントロールできないことは忘れてしまおう。生きてりゃいろいろあるけれど、嫌な思い出を引きずっても何も良いことはない。明るく前を向こう。⭐︎4つ2021/10/03
Syo
26
斎藤孝の本にしては 読み応えがある。♪(´ε` ) 面白くは、ないけれど。 万葉の秀歌、 持ってたっけ。2020/09/08