集英社新書<br> レオナルド・ダ・ヴィンチ ミラノ宮廷のエンターテイナー

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集英社新書
レオナルド・ダ・ヴィンチ ミラノ宮廷のエンターテイナー

  • 著者名:斎藤泰弘【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 集英社(2020/01発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087211030

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内容説明

ルネサンス期の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。芸術家、科学者として有名な彼だが、その素顔は人嫌いで、生涯、鏡文字を使い、若いころは未完作品ばかりで、実力はあるけれども「画家失格」の烙印を押されるほどであった。そのレオナルドが、軍事技術者として自らを売り込み、君主の権謀術数の手先として壮大な宮廷イベントの総合演出を取り仕切り、さらに『白貂を抱く貴婦人』『美しき姫君』『最後の晩餐』などの名画を作った約20年間のミラノ時代の活躍を検証する。同時に彼の残した手稿から、天才の秘めた闇の部分も描き出す。(本書より抜粋)「彼は多くの点で異常な人間であると思う。天才的な直観力、豊かな想像力、卓越したアイデア、頭脳の明敏さ、驚くべき集中力など、褒め言葉はいくらでも思い浮かぶ。だが、それと同時に暗い面での彼の異常さも目につく。社会との奇妙な隔離意識と、善悪の彼岸に立ってこの世を眺めているような態度、密かな孤独癖と、愛想のよさに隠された厭人癖などである。本書の狙いは、ある意味でレオナルドという偉大な偶像を破壊することであり、彼を「万能人」とか「時代を超越した天才」としてではなく、われわれと同じ弱点、いや、われわれよりはるかに大きな人間的弱点を持つ人間として捉え直すことであった。

目次

はじめに
第1章 レオナルドが鏡文字を選んだ理由
第2章 はるかなるミラノへ――都落ちの原因は?
第3章 失われた騎馬像についての感想からなにが分かるか?
第4章 ミラノ公国はどんな国だったのか?
第5章 軍事技師と宮廷芸術家として
第6章 天国の祭典
第7章 野蛮人のパレード
第8章 『白貂を抱く貴婦人』はどんな女性だったのか?
第9章 サンセヴェリーノ夫妻の肖像画
第10章 ミラノ宮廷のエンターテイナー
第11章 『最後の晩餐』はなぜ名画なのか?
第12章 ミラノ脱出
おわりに
文献目録および注記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

寝落ち6段

13
稀代の天才が死んで500年。私たちは、その絵画や研究記録を知っているし、手稿は鏡文字で書かれていることも知っている。なんで万能なんて言われてるの?どんな生活してたの?と聞かれれば、そんなに詳しくはわからない。レオナルドは天才だ、という言葉には本当はどのような人間だったかはほぼ省かれてしまっている。本書はレオナルドの生涯を三つに分けたうちの中期のもので、もっとも華やかな舞台・ミラノでの生活を描く。ルネサンス期の宮廷での芸術家の立場、社会情勢などに鑑み、レオナルドの本質に迫る。『最後の晩餐』の画期性が面白い。2022/08/03

こはく

4
『誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ』に続いての同著者の本。没後500年なのに、一般書店であまりダヴィンチ本を見かけなかったところへの、オアシスの水のような感じ。鏡文字を書く理由、ミラノのロドヴィーゴの元での日々などや著者の考えが面白く読めた。厭人的で孤独好きなのに愛想はよくてエンターテイナー、出自と生い立ちの関係から弟子には母親のように優しく、繊細だが宮廷の闇の中でもへっちゃらな神経の持ち主、名声願望…。「大天才」の実態。もうこれだけで映画にでもなりそうだけど、「ダヴィンチもの」って分野はないのかな?2019/12/27

cocolate

1
宮廷イベントのプロデューサーみたなイメージはいままで全然なかったので、新鮮。3つの時代のちょう知られざる部分の話なのかな。。。実験とか発明とか田舎でずっとやっていたと思っていた。。。その後のレオナルドの話も是非よんでみたい。2020/05/01

zepe(第1刷発行)

1
読むほどに、彼が「絵と勉強ができる綾小路きみまろ」に思えてくる。2020/02/26

Hiro

0
岩波から出ている著者の別のダ・ヴィンチ本を前に読んでいたので本書も楽しみに読んだ。読んで一番の収穫はダヴィンチの鏡文字の意味が初めて納得できたこと。私も左利きで確かに習いたての頃はよく鏡文字を書いて叱られた記憶があるので著者の解釈は実によくわかる。またロドヴィコ始めミラノ宮廷の人々の様子が親しみやすく描かれているのも嬉しい。前に読んだ本と合わせレオナルド入門に最適ではないかと思う。さらにNHK出版の続編も読むつもり。2021/07/17

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