川島芳子は男になりたい(1)

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川島芳子は男になりたい(1)

  • ISBN:9784065179925

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内容説明

時は1924年、大正末期――。
夢を抱いて一人 上海に渡った少女がいた。その名を川島芳子・17歳。
全てが手に入るというこの都市で芳子が望む夢、それは―――「男になりたい」!!
欲望、陰謀そして夢が渦巻く魔都・上海を舞台に、
ヒロインにしてヒーロー・川島芳子の国を股にかけた大冒険が、いま幕を開ける!

艶やかな女性美を描き続けてきた著者の新たなる挑戦!!
『乱飛乱外』『聖骸の魔女』の田中ほさな、最新作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

29
「味わわせてあげたかったのさ、君に・陛下が味わった首輪の痛みを・鎖に繋がれて生きる「自由」を」。1924年、大正末期。産みの親と育ての親、二人の「父」から男の生き様を叩き込まれて育った川島芳子は、いつしかその理想を憧れと共に体現すべく「男になりたい」と言う願望を抱き、怪しげな秘術により「一時的に男になる」力を得た彼女は、対価として秦皇帝溥儀の救出作戦に参加する事に。これは後に「男装の麗人」「東洋のマタ・ハリ」と呼ばれる事になる数奇な運命の星の元に生きた少女の物語。凄い大胆なオレ史観(以下コメ欄に余談)。2020/01/16

kenitirokikuti

8
前作『聖骸の魔女』の路線でもう一本という印象。川島芳子と田中隆吉のバディを組むのだが、開始の時点で史実とすでに異なっている。ていうか『聖骸の魔女』ライクに西太后がバンパイアらしきモノになっており、川島も男子に変生する異能を授かっている(『聖骸』の顕現アドベンドと似てる)。表紙・裏表紙がロシア・アバンギャルドふうのデザイン。すると、敵はロシアなんだろうか。2020/01/17

駒場

5
私が男だったら立派にスパイ活動ができるのによォ〜〜〜〜!!?という主人公・川島芳子(実在)はなんと“えっちな気分になると男性(屈強)になれる体“を手に入れた!という、読者はツッコミを放棄するしかない冒険譚。宣統帝溥儀救出という大儀なミッションをこなす1巻からヘビーな展開で、昭和のカオスを駆け巡る怪作。ここから先、実は日本権力の中枢にも「えっちな気分になっておっさん化したカッコイイおばさん」がいると嬉しいのですが、どうか2022/08/15

MS009

4
こないだ連載開始したと思ったら、もう第一巻発売?実在の女スパイの冒険談ですが、そこは田中ほさな先生。お得意(?)の幻惑的な仕掛けがガッツリ。ただ、時代設定のせいか、前作より耽美さ抑え目な絵柄に感じました。まだ物語ははじまったばかり。今後の展開に期待です!2020/02/03

AM

2
正直好みの絵でもないし、ストーリー展開も荒いですが、これからどんどん面白くなっていく予感がします。男性キャラが魅力的。2020/01/09

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