内容説明
「宮本武蔵? ――知りません」。新たに仲間に加わったお光のひょんな言葉から、公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介たちは二刀流を調べることに。かつて二刀流を極めんとして道場を開いていた大八に、一同は伝手を求めるが、実はそこに大八の悲しい過去が隠されていた。明るい男の陰に、一体何があったのか? 爽やかな鷹之介が滅びゆく武術を追う大人気シリーズ第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
85
若鷹武芸帖シリーズの5作目。2019.10発行。字の大きさは…中。鏡心明智流の新宮鷹之介は「滅びゆく武芸流派を調べよ」との主命を受け公儀武芸帖編纂所頭取を務める。 他には、柳生新陰流の水軒三右衛門、円明流の松岡大八、目録編纂の田中郡兵衛。女中であるが元海女で白浪流水術のお光がいる。 鷹之介は、此度二刀流を学ぶこことする。 円明流の松岡大八が自身の目黒の剣術道場時代を十数年ぶりに語る。 そこには、5才の娘・千代のあまりにも悲しい話があった…(涙)。 妻・八重は、千代はあなたに殺されたようなものです…(涙)。2020/01/11
とし
81
若鷹武芸帖「二刀を継ぐ者」5巻。公儀武芸帖編纂所の円明流の遣い手松岡大八通称(大殿)過去にまつわる物語、それにしても新宮鷹之介爽やかですねほのぼの感が良いですね。安定感抜群です。2020/07/18
竹城 俊之介
60
■海賊狩りの三刀流とか、無限四刀流とか、虚構の世界には多刀流が溢れかえっているが故に気付く事ができなんだ二刀流の難しさ。宮本武蔵伝説が凄すぎるが故に「フィクションなんじゃね?」という疑念がつきまとう。そんな二刀流の謎を松岡大八先生の哀しい過去と絡めて描きます。 ■真剣を使った闇試合の描写が出た時、シグルイとかの影響で何やら嫌な予感がしましたが、運営側が思ったより真っ当な人達で安堵。 ■哀し過ぎる話に、お光さん(元海女)のキャラが緩衝材的な役割を担っています。良い娘さんやで。あと鷹之介もね。良い上司やで。2024/12/30
ベルるるる
23
一気読み。鷹之介の思いやりがいい。そしてこの若者を支える老臣の高宮松之丞いい。今回は編纂所の松岡大八の過去が明らかに。涙もろい大八ではないけれど、二人の弟子のそれぞれが歩んできた道に泣けた。2020/03/03
ドナルド@灯れ松明の火
16
5巻目は二刀流を調査するが一刀流の押されて二刀流の使い手はなかなか見つからない。二天一流を完成させた宮本武蔵の二刀流に到達できなかった大八の過去が明らかになる。お薦め2020/09/16
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