美少女文庫 戦国鬼嫁 酒呑童子とはんなり新婚ライフ

著者名：井の中の井守【著者】/あめとゆき【イラスト】

美少女文庫（2019/12発売）

• ISBN：9784829664834

内容説明

「ほぉら、見えるやろ？　旦那はんのが、うちん膣内にずっぽり入ってるとこ」　白無垢衣装の花嫁がはしたなく新郎に跨がり、股を広げ、接合部を見せつける。　嫁の名は酒呑童子、夫は明智左馬助。　光秀と共に落ち武者狩りに遭い、命を落としたはずの左馬助は――運命の悪戯か、大江山の女鬼に命を救われ、婿入りしていた。　今夜は鬼に喰われるかのような激しい初夜。どんなに抵抗しても鬼嫁は腰振りを緩めない。「あはっ！　ビクビク震えとるけどもう射精そうなんやろか」　完敗だった。初夜という戦場で最初から最後まで自分は酒呑に勝てなかった。　だが、いつかこの最強の嫁をよがらせたい。　鬼嫁をイカせまくって、精液にまみれさせ、子供をいっぱい作って戦国の世を駆け抜ける二人の幸せ新婚生活！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nishiyan]

山崎の合戦で敗れ、坂本城へと落ち延びる明智左馬助を酒呑童子が助けたことから始まる戦国純情異類婚姻譚。京都弁を話す酒呑童子がヒロインであり主人公のような趣き。また二人が子宝に恵まれ仲睦まじく暮らすところから始まり本編はその回想という作りはかなり攻めている。情交は酒呑童子がリードする形から次第に左馬助へと変わるところも自然で良い。まさか肛姦でホロリとさせられるとは思わなかった。それにしても戦国といいながらSFや現代っぽい設定が盛り込まれているのは面白い。二人のイチャラブは続くのだろうなぁと思う読後感でした。

2019/10/21

[えすてい]

避妊具（→コンドーム）のイラストが卑猥なのが小説に味を加えているのがいい。ところで、現実にはクラゲでコンドームは作れるのだろうか?　この小説は輪廻転生の物語だ。この著者は転生もの作品が少なくないが、転生と全盛から引き継ぐ「業」と夫婦で未来を切り開くのが、この著者の生涯のテーマなのだと思う。

2019/10/24

[えすてい]

10月17日が配本日なので書店店頭に並ぶ初日であろう　#10月18日　に購入した。この日は、#世界メノポーズデー　である。酒吞童子は5人目を妊娠中のところで始まり、エンディングは再び5人目を妊娠中のところ、即ち2人が結ばれてから18年後を迎えるが、酒吞童子には人間でいう「更年期」とか「閉経」とかはあるのだろうか?

2019/10/21

[のれん]

アダルト系ながら本格歴史物を背景にしたイチャラブ物語がウリの作者の新作だが、今回はイチャラブ精神多寡で1読者として新鮮。 明智左馬之助と言えばあの秀満だが、息子も同じ名前だったとは……そこで転生やらの化生要素を入れつつ、戦国要素を抜けて新妻特有の空気感と打ち解けるまでを描いている。 　ただ、やっぱり戦国時代の舞台自体が前半で全部消えているのはもったいなと感じる。今まで通り歴史と純愛を交えた展開が素晴らしいかったのだが。

2019/10/20

[えすてい]

今日10月18日は #世界メノポーズデー　。そんな日に読む。大江山の酒吞童子の二世を嫁にした明智左馬助。はんなり京都弁で紡がれるイチャラブ夫婦生活。どしょっぱつからボテ腹H。しかもそれは5人目の子で、既に4人の子持ちである子だくさん。最終的には15人は作ろうとかと言ってくる。血生臭い戦闘シーンやグロテスク鬼展開はなく、終始イチャイチャ。勿論不倫もないのがこの著者らしい。「戦国妖狐綺譚 もののけ巫女と武田の忍び」に出てきたあのヒロインと間接的に関係があるが、予め読んでおかなくても十分に楽しめる。

2019/10/18