内容説明
サルベージ船〈ディープ・ファゾム〉を駆ってエアフォース・ワンの捜索に乗り出したジャックだったが、海中では正体不明の物体と〈力〉が彼を待ち受けていた。これはいったい? 大地震や大統領専用機の失踪に関連があるのか? 一方カレンは沖縄の遺跡で、別のさらに大きな存在があることを示唆する証拠を手に入れる。そして太平洋上では、アメリカと中国がいまにも核戦争の惨劇へと突き進もうと策動していた……。業師ロリンズの筆が最高速度で爆走するアクション・アドベンチャー巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
118
下巻はさらに世界情勢が大変なことになります。アメリカと中国での争いやさらには、あらての生物が出てくるところはまさしくロリンズの作品という感じです。ただ最後の決着のつけ方はかなり強引で上巻を呼んでいるときにひょっとしてと思っていましたが、このような終わり方もありかなあと感じました。2017/07/27
panam1927
26
★★★★★2017/07/14
あっちゃん
24
下巻は冒険につぐ冒険で止め所が見つからず週の始めなのに半徹で一気に読了!ふしぎの海のナディアよろしく謎の結晶をめぐってバタバタの冒険活劇!追い込んで、どうなるのか?と思ったら、反則ギリギリのオチ(笑)いいんですエンタメですから(  ̄▽ ̄)面白かったけど、ちょっとゴチャゴチャして判りづらいと感じた時も…2017/10/03
Richard Thornburg
18
感想:★★★ 日食、大地震、エアフォース・ワン墜落、米中戦争、失われた大陸伝説、未知の物質、時空の縺れ・・・とにかくあらゆる要素てんこ盛りの内容です。 冒険要素やアクションシーンもそこそこあって、お腹いっぱいになります。 読んでいて楽しかったのですが、上下巻のみで拡げた風呂敷を畳むのは若干苦しかったようで、ラストはちょいと強引な流れで「やりすぎ」感は否めませんかね。 悪役のCIA工作員達ですが、最初の精鋭部隊のイメージはどこへやら(笑) 2020/04/16
ゆーぼー
14
主人公の行き先に様々な不都合な状況を作るのはロリンズの常套手段だが、この作品では、その不都合を盛り込みすぎて、どう収めるのか不安を抱きながら読み進んだ。 が、ラストを壮大なファンタジーで一気に解決してしまったロリンズは、大ボラ吹きだと確信した(笑) まあ、作家はホラを紡いで作品を書いているのだから当たり前か(笑) でも、楽しければいいじゃん(笑)2017/08/04