内容説明
悪い商家や大名からしか盗みません――。巳之助は鮮やかな手口で知られる義賊。幼き頃
に親に捨てられ、十代のとき濡れ衣で奉公先を追い出された過去から、阿漕な奴が許せな
かった。新たに狙うのは旗本に賄賂を贈って財を成す薪炭問屋・亀田屋。その主人に虐げ
られていた辣腕の浪人と組み、希少な天竺茶碗を奪うが……。著者渾身の新シリーズ始動。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
142
ん~ん、小杉作家の新しいシリーズが始まったのだが、この第一弾では何とも言えない。一人働きの義賊・神田小僧が今回手を組んだ九郎兵衛たちと又、組むこともあるのかもしれないし、敵に回るのかも・・なんて思った。主役の神田小僧が今はまだその存在が薄いような気がする。2020/01/11
やま
95
シリーズ1作目 2019.12発行。字の大きさは…中。 義賊・神田小僧こと巳之助が、十代のとき濡れ衣で奉公先の亀田屋を追い出された恨みを晴らす痛快活劇です。巳之助は、亀田屋を潰し主人・与兵衛に復讐するために、与兵衛が、出雲松江藩松平家より預かっている天下に三品しかない天竺茶碗を盗み出したことが発端で物語が進んで行きます。辣腕の浪人・三日月九郎兵衛の一味も天竺茶碗で大儲けを企んで動き出しています。途中から巳之助も、九郎兵衛たちと合流して亀田屋潰しに加わります。その中で色んなことが……。🌿続く→ 2021/03/06
とし
77
義賊・神田小僧「天竺茶碗」1巻。新シリーズのタイトルに惹かれて早速読んでみましたが、神田小僧の巳之助さん九朗兵衛一派と手を組んだが、どうも主導権は九朗兵衛のようで主役らしさが無く義賊らしさも感じられなかった、次巻に期待です。2020/02/09
藤よい
3
楽しみにしていたのですが、子ども達に呼ばれることが多くて、あまり集中して読めなかったのが残念でした…。次巻が出るのかなぁ。2020/04/30
犀門
3
No.024★★★☆☆またしても小杉さんの新シリーズ!。阿漕な奴らから金品を盗み出して懲らしめるのが、義賊『巳之助』。一仕事終わったらあっさりと仲間と離れてしまったので、マンネリは防げそうだ。さて、次巻はどんな仲間と組んでの展開に?。2020/02/10