文春文庫<br> ときぐすり

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文春文庫
ときぐすり

  • 著者名:畠中恵【著】
  • 価格 ¥710(本体¥646)
  • 文藝春秋(2019/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167903978

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内容説明

NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」シリーズ第4弾!

女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。
「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねぇよ」
――幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の助けもあり、魂の抜けたような麻之助も徐々に回復してゆく。

解説・吉田紀子

※この電子書籍は2013年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

110
単行本にて読了。幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎との掛け合いが、男の友情というか絆を強く感じ、羨ましい。思いやりの拳固をもらってみたいな(笑)。2015/07/30

KAZOO

104
「まんまこと」シリーズの第4作目です。ドラマ化もしているようです。主人公が結婚したのですが、つれあいをすぐなくすという悲劇に出会うのですが、周りの助けや事件の解決などで回復していきます。6つの話が入っていて希望を持たせてくれるような話もありやはり畠中さんの手腕ですね。2015/08/13

ゴンゾウ@新潮部

103
シリーズ第4作。お寿ずさんを失いながらも町名主見習いとして忙しい毎日を送る麻之助。ことある毎に亡き妻の面影を思い出す姿が痛々しい。麻之助を支えるふたりの親友に更に歳の離れた丸三も加わり結束が強くなる。ときぐすりが効き出すのは何時になるのか。お由有とおこ乃、ふたりの女性との関係が気にかかる。2017/04/12

kaoru

52
前回の衝撃的な展開に比べ、今回は何があるわけでもなく徐々に日常を取り戻す麻之助。平凡な日常を取り戻させるのは、友情とタイトルにあるように「とき」です。個別の短編では高利貸しの友情物語が切ない。2016/09/13

ううち

51
第4弾。丸三さんがかわいらしい『ともすぎ』がお気に入り。ときぐすりが効いて麻之助らしさが少し戻ってきたのかな。清十郎や吉五郎、貞さんや丸三さんなど仲間の存在が有難い。2017/11/29

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