内容説明
「わがはいは ビールのすきなねこである」
これは猫を詠んだ俳句ではなく、猫が作った、世界初の俳句絵本です。ほんとうは、南伸坊さんが作りました。「でも、自分が猫だったらどんなかな、と思って作ったので、ほぼ『ねこはい』」だと南さんは言っています。もっと猫になりきって作った、続編の『ねこはいに』もおさめて、贅沢な文庫版になりました。しかも、描き下ろしの「おまけ」もついている! 猫好きの方、必読です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
93
猫を詠むのでなく、猫目が俳句を作るので「ねこはい」わがはいはビールのすきなねこである、イラストが愛嬌があってひょうきんで可愛くてほのぼの癒される、「たつくりははにくっついてたべにくい」がなんか好き、季節折々の猫俳句いいです。💕2019/12/08
榊原 香織
62
猫が作った俳句、という設定 ”ねこはい””ねこはいに”合本 ”ひだまりで まんぷくである ごーしちご” まあ、こんな感じか ”うすらいを なめているなり そらしらむ” これはちょっとうますぎ 秀句 イラストが味がある2022/03/19
kei302
50
わがはいはビールのすきなねこである。気が合いそうだにゃ。ねこはい。ちゅうはいではない。わたしもビールがすき。表紙イラストのねこが渋い。冒頭から心をわしづかみにされる。絵もいい。今週は気ぜわしくて読書 進まず。読友さんに貸してもらった本に癒やされました。ありがとう~😀 2020/10/28
yumiha
43
猫が作った俳句だそうです。俳句と猫の絵を楽しめる本。でも、猫はビールの匂いが嫌いだよ。一番好きな句は、「いちめんのねこじゃらしなりわれひとり」。野原じゅうの猫じゃらし、一緒に遊ぶ猫がいたらいいなという猫の気持ちが見えるような句。笑ったのは、「せみなくなくちがこそばいやかましい」の句。絵の猫は口に蝉を咥えていた(^^♪ 2021/02/12
リッツ
34
お借りして。絵がいい!しぶい!可愛い!と思ったら南伸坊さんでしたか~と後からww。わがはいはビールのすきなねこである『なんじゃそりゃー!笑』からはじまって『おお…なんか本格的』と思われる句も。しつこいようだけど絵と何たって色がいいなぁ~。迷うけどマイベストは「きょうのひも くれていくかな かなかなかな」見開き頁に漂う雰囲気にうっとりしました。2020/10/21