内容説明
華やかで力強いピアノの魂とともに――。何も知らず母に連れられて行った三歳のレッスン。十五歳でソリストを務めたN響世界一周演奏旅行。十八歳でジュリアード音楽院に留学して味わった挫折感。自らの人生をユーモラスに描き、国際コンクールの舞台裏、かけがえのない友人や恩師、そして日本の未来への想いを綴った文章の数々……。亡くなるひと月前まで書き継がれた最後のエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばう
66
★★★ユーモアとウィットに富んだ中村さんの文章が好きでこれまでにも何冊も読んだけれどこれは最後の著書。子供時代から今までの回想、様々なコンクール、交流のあったピアニスト達をはじめ数多くの著名人とのエピソード、果ては国の施策への苦言と、とにかく八面六臂の活躍ぶりで、あのたおやかな身体のどこにそんなエネルギーがあるのかと驚く。亡くなる1か月前まで書き継がれたというこのエッセイは中村さんから私達への強いメッセージの様な気がして読了。2023/09/25
あすなろ@no book, no life.
66
中村紘子さんエッセイ初読み。なかなか痛快洒脱な辛口エッセイ書かれる方だったのですね。手首で呼吸する。そんなショパンの言葉が帯に。ホロビッツやマリアカラスに対する想い等音楽論も興味あったが、何よりも我が国の音楽論、特に音楽教育論には一読の価値あった。そして、中村紘子さん。こんなに音楽家が激務だとは知らなかった。グローバルに飛び回り審査員に教育にコンサート。そのグローバルな知見もとても興味深々でしたが、何よりだからお身体を壊してしまっなのかと邪まながら思った次第。関係ないが、僕も気をつけよう…2019/10/14
Tomoichi
20
カレーのCMに出ているもじゃもじゃ頭のおばちゃん程度の知識しか彼女に対してない私ですが、流石大宅賞をとっているだけあって超面白いエッセイ集。戦後クラシック界の生き字引だし格が違います。一番面白かったのは朝日新聞の記者をこき下ろす「プライドと国家の品格」。こいつら本当に最低です。2021/07/24
Ai
10
中村さんの本は2冊目。文章も上手でスルスル読めてします。私はクラシック音楽には疎いので、本に登場する音楽家についてほとんどわからないのだけど、ユーモアやまっすぐで正直な文章で書かれているので、興味を持って読むことができた。2019/09/17
takakomama
7
著者最後のエッセイ。コンクールやレッスン、世界の国々の歴史、交友関係 話題があちこちに飛び、かなり厳しい言葉もあります。才能に溢れていても、師弟関係や奏法など様々な苦労をしています。私が学生だった頃に見ていた「題名のない音楽会」や「オーケストラがやってきた」 懐かしい・・・2022/07/29
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