内容説明
「表情が読めない」と、脳と心が育たない!
2020年5月、コロナ対策の一環として「新しい生活様式」が提唱された。あれから3年――ウイルスの弱毒化を指摘する専門家も多いなか、日本人の大半はいまだに「毎日マスク」の日常から脱却できていない。保育や教育の現場でも「密」を避け、顔をマスクで覆うことが、“感染対策”の名のもとに継続しているが、これらが子どもたちの心身の正常な発達を阻害するリスクについては黙殺されている。比較認知発達科学を専門とする京都大学・脳科学者が提言する「脱マスク」への処方箋とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
30
未来に対する責任とは?与えられた力、与えられた立場の中で、大人が自分の利益ではなく、社会を作る責任者としてどう動くか。当事者としてのまっとうな議論をしていける日本でありたいと強く思います。2023/08/03
EMiri
14
マスク着用が乳幼児・学童の発育発達に弊害があるのは保育や教育の現場関係者なら感じているのではないでしょうか。次世代の子ども達に見せている景色に責任を感じます。ヒトの進化の過程から、現場はどう発信すべきか考える手がかりを与えてくれる本です。2023/01/28
Riopapa
5
マスクをするようになってから、人の顔が覚えられなくなった。新しい出会いが少ない大人よりも、どんどん人間関係が広がっていく時期にある子どもたちにとっては、顔が半分しか見えないというのは深刻な問題なのだろう。今、幼児である子どもたちがどのような影響を受けているかは、数年後にならないと分からないというのは大変なことである。前頭前野に「視点変換」という認知機能があるというのは初めて知った。2022/11/30
ココア
3
図書館本。 マスクだけで無く、ソーシャルディスタンスやリモート等、大人の都合だけで考えられた過度な感染対策が、環境との相互作用で発達する子どもの脳に悪影響を与えるリスクを丁寧に説明されていて、とても勉強になった。もうすぐ親になるので、この時期に本書を読めて良かったなーと思う。余談だが、前頭前野の完成は25歳くらいまでかかるそうだ。個人的に、自分を振り返ってみると30歳くらいまでかかった気がする笑。2023/04/08
カラス
2
脳科学者が書いたマスクの弊害に関する本。人権や自由を訴えるというスタンスよりも、常時マスクの弊害をのべるという、マスクの効果に関する話が多い。自分としては、効果があろうがなかろうが、するかしないかは人間の自由、と思っているけれど、科学大好き日本人にはこういったアプローチの方が効果的なのかもしれない。2023/10/12
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