内容説明
古代文明の誕生地、黄河流域に源を発する中国の歴史を知らずして世界史を語ることはできない。悠久五千年にわたり広大な大陸に展開された数々の王朝の興亡と人民の歩みを、アジア全体、さらには人類史の視点から、著者多年の蘊蓄を傾けて描いた簡潔な通史。上巻は三国時代の到来まで、中巻は元の滅亡までを述べる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
13
2006年購入してずっと積読していたという恐ろしい本(^^;中国史の本は今までも読んでいるが貝塚先生のこの本はこれまで読んだものとは異なる。史料だけでなく、発掘資料、研究成果を取り入れて書かれている。上巻は古代から三国志までを扱う。2022/04/24
蛇の婿
9
いわゆる『中公旧版世界の歴史』第1巻の著者でもある、貝塚茂樹さんの中国の歴史。たぶんこの本、岩波の中国関係本であるので、貝塚さんが書いたのでなければ私は購入していません。上巻は三国志まで。あいかわらず歴史のドシロウトでも興味深く読めるほど平易で楽しい文章に感心しきりです。中国大陸の歴史入門として読むのにも向いているかもしれません。凄いわこの人。2017/11/20
おらひらお
8
1964年初版。中国の通史的新書です。今の時代には一人で通史をまとめられる人はすごく少ないような気がします。本書は三国時代まで。2013/10/29
かみかみ
6
1964年初版の、平易かつ充実した中国の通史。上巻は原始時代から三国時代まで。今となっては少し古い内容だが、マニアックな小話や鋭い見解も盛り込まれていて、著者の該博さを物語っている。読んでいて飽きが来ない。2023/12/20
式
4
平易明快な文章と多くの図画や様々なエピソードが合わさった素晴らしい構成の本。情報量自体は多すぎず簡にして要を得ていて、むしろ社会制度の分析に重点が置かれている。また他の堅い歴史解説書とは異なり、知らない挿話や著者の感想も多く盛り込まれていて読者を飽きさせない。中国史の入門から歴史好きまで誰でも楽しみながら読むことができる。陳舜臣の小説十八史略と並ぶ本当に素晴らしい中国史の入門書。岩波新書の中でも屈指のベストセラーであるのもうなずける。上巻では西域に関する記述に重点が置かれている印象。2021/02/24
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