内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
偏微分方程式への偏見がなくなる画期的な入門書!
身近な現象から偏微分方程式を作り、解いて、味わう。
数式のもつ物理的な意味が
みるみるイメージできるようになり、
読み終わる頃には「使える」ようになる。
研究・開発の現場で偏微分を使いこなしてきた著者が、
ユーモラスにていねいに解説。
本書は、世界で最も、丁寧に、愛情をもって偏微分方程式を語っていると自負している。
偏微分方程式は、まったく変でも偏でもなく、現実を表現できる便利な道具なんだということを、私は言いたかったのです。(本書より)
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
目次
プロローグ ちっとも変じゃない偏微分方程式
第1章 準備に時間がかかる偏微分方程式
第2章 つくるのがおもしろい偏微分方程式
第3章 つくるのがたいへんな偏微分方程式
第4章 ふしぎに解けていく偏微分方程式
第5章 解をグラフで味わう偏微分方程式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
つい編微分方程式というなつかしさにひかれて手に取ってしまいました。私が学生時代に経済に進路を変えてからは経済数学を学ぶということでその中で偏微分の分野もありました。この本は経済というよりも化学の分野などでの応用が見込まれているようです。それと気象の予報の分野でも活躍しているようです。非常にわかりやすい説明と事例があり各章ごとにまとめもあっていい本でした。2019/11/28
takao
6
(参考書) 1.conduction of heat in solids, carslaw, oxford 1958 偏微分方程式の解のグラフが乗っている、不朽の名著 大学426.3C22c 2.transport phenomena, bird, 1960 マヘモのアナロジーを描いた普及の名著 大学423.8B46 3.道具としての微分方程式 斎藤 わかりやすく描いた 1994 ブルーバックス けだ大学(書庫)408B94.1037 4.入門演算子法 門田 ラプラス変換をていねいに 2019/12/14
二条キョートマン
5
普通の偏微分方程式の教科書でならおそらく10ページで終わることを、200ページ以上にわたって日常生活に根差した具体例を使って詳しく丁寧に解説している。ラプラス変換の便利さがよくわかった。2020/07/06
まさおか つる
4
現象が複雑だから解析をやめておこうという姿勢では情けない。そこにモデルをたて単純化して、「近似にすぎない」と言われても現象を表現する式をつくって解析しようとする、これがポジティブな生き方である。このときに設定した仮定をしっかりと整理しておくと、その式を解いて得た解の精度や限界が見えていることになる。どこまでがわかっていること(だいじょうぶ)で、どこからがわかっていないこと(危ない)かを知ることが学問の真髄であると、私はだれかに教わった。2020/01/05
HANA
3
とにかく記憶ではなく実際の事象をもとにして説明が進む。おかげで結構イメージがしやすい内容だった。ただ自分の道具としてはまだまだなので他で補強したいところ。2020/02/24