KS科学一般書<br> 増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • Reader

KS科学一般書
増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち

  • ISBN:9784061531611

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ようこそ、世界で一番美しい寄生虫のビジュアルブックへ!目黒寄生虫館のミュージアムショップでベストセラーの『寄生蟲図鑑』が、さらにパワーアップ!「あなたの顔にもきっといる」ニキビダニや、「脳を喰らう殺人アメーバ」フォーラーネグレリアなど、衝撃の寄生虫50種類が登場。ドラマチックなイラストで、この世界に存在する“隣人たち”の奇妙な生き様を鮮烈に描き出します。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

112
「世界で一番美しい寄生虫のビジュアルブック」と銘打つだけあって、点描のような細密なイラストと駄洒落から和歌まで駆使した端的な説明のバランスの良さが本書の魅力で、奇怪な風貌や性質を持つ生物たちをマイルドにまとめ上げている。中でも扁形動物・鉤頭動物の洗練された生存・繁殖戦略や粘液胞子虫の複雑な生活環は想像を超えるもので、進化の奥深さを感じさせる。致死率の高い感染症や水産業者の悩み、生肉食や動植物の移動が孕む危険性など身近な脅威にも言及。種の存続のために手段を選ばない生物たちの熾烈な攻防はこれからも続きそうだ。2021/06/01

ミツツ

24
例えばカニに寄生するフクロムシ。栄養を吸収され続けたカニは成熟できず、雄とも雌ともつかない体になってしまう。寄生去勢というそうです。そんなフクロムシに寄生する寄生虫もいて、彼らは超寄生虫っていうんだって!驚きの寄生蟲ライフ!2021/08/03

クロ

14
ギョエー!!怖い~!!ホラーだ!!夏の寝苦しい夜にはぴったりの本。背筋がぞくぞくするすること請け合い!他の生物の体内に入り込み、養分を吸い取り、脳まで支配して行動を操る寄生虫。「ヒエー!」「気持ちわる~!」「うっわ~!」とページをめくるたびにそのおぞましい姿と行動に恐怖しながらも読了。それはこの本が、寄生虫はどのようにその一生を完成させていくかなどの知られざる生態をきちんと書いてくれていたので、知的好奇心を刺激されたからでもあ る。まずは何か口に入れる前にはよーく、よーく、よーく手を洗おう!!2019/08/09

つちっち

9
写真は流石になぁとなったのでしょうか?イラストでの寄生蟲(広く動植物)の図鑑。藤田紘一郎氏のエッセイにもあったが、この分野の学者は自分を宿主に研究するのが当たり前なのかな。もう知的探究心より武勇伝づくり?と思わなくもない。興味深いのは宿主を操るタイプ。カマキリやカタツムリならいざ知らず、人間までも操られていたとは恐るべし『天使の囀り』もあながちです。マラリア原虫の終宿主はハマダラ蚊であって、ヒトはハマダラ蚊に行き着くための中間宿主にすぎないらしい。ヒトの体内で増殖、弱らせて吸血しやすくしていると。2023/10/25

Susumu Kobayashi

9
派手な装丁と題名に引いたけど、いやあ面白かった。世界にはいろいろな寄生虫がいるのだ。ヒトヒフバエの研究のために「自らの体を差し出した学者の多くが、皮ふの下で幼虫が成長していくにつれて「『この子を守ってあげたい!』という思いがこみ上げてきたんだ」と語って」(p. 77)いるそうだ。フォーラーネグレリアという殺人アメーバは温かい淡水中や土の中にいて、「鼻の奥の粘膜から神経を伝って脳へと侵入(中略)脳に到達したアメーバは宿主のことなどお構いなしにその脳を喰らいながら猛烈に増殖」(p.120)。くわばらくわばら。2018/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12506839
  • ご注意事項