逆説の世界史3 ギリシア神話と多神教文明の衝突

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逆説の世界史3 ギリシア神話と多神教文明の衝突

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 小学館(2019/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093887021

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内容説明

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「ヘラクレス」はなぜキリスト教に負けたか。

『逆説の世界史』は、ベスト&ロングセラー『逆説の日本史』の著者による新たなライフワーク。構想15年の本シリーズは、民族・宗教・イデオロギーによる偏見や差別を極力排し、世界史を「地球人の視点」で読み解く文明論です。
 待望の第3弾は「多神教文明の興亡」がテーマ。ギリシア神話の神々がキリスト教に撲滅されたように、多神教文明は「強い一神教」に駆逐されるのが世界史の大原則。ところが、日本とインドには、一神教に負けない「強い多神教」がある。その強さの根源にあるものとは!?
 古代ギリシアにおけるオリュンポスの神々と神話から、古代インドで「完全なる死」を求めて誕生したヒンドゥー教と仏教まで、著者が聖地を訪れながら、その謎に迫ります。
 日本人ほど宗教に疎い民族は世界でも珍しい。自分は「無宗教」だと思い込んでいる多くの日本人が知っておくべき多神教世界のルーツ、さらに欧米・中東の一神教世界との違いがよく分かる必読書です。
『逆説の世界史』の新章「ローマ編」は、2019年9月頃から小学館のウェブサイト「P+D MAGAZINE」(https://pdmagazine.jp/)にて連載予定。(2019年10月発表作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

誰かのプリン

17
ヒンズー教のアンチテーゼとして仏教は誕生したんだ。そしてインドに於いて仏教は滅んだと思っていたら、ヒンズー教の一神として今でも存在している。伊沢氏には毎度ながら驚かされる。2020/01/27

TheWho

15
「逆説の日本史」の著者が、題材を世界史に広げて論述するシリーズ3巻目。今回は、古代インド文明のバラモン教から仏教、そしてヒンドゥー教の多神教の世界が日本に齎した影響と、強い一神教に負けなかった強い多神教世界。。そして西欧世界の源流でありながらキリスト教に駆逐されたギリシャ神話の世界と、古代ギリシャ文明の成り立ちとアケメネス朝ペルシャとの確執からアレクサンドロス大王による東西融合のヘレニズム文化の発生と地域世界の歴史から世界史へと展開されている。次巻はローマ世界!楽しみです。2019/12/30

14
19年。3年前に1,2巻を読んだがほとんど記憶に残っていない。今回も特に第三章のギリシア神話、ポリスの興亡のあたりは借りてきた内容が多い印象で、「逆説の日本史」シリーズに比べると新鮮味がない。筆者のこだわりが見えるのは「従軍慰安婦問題」に言及した箇所くらい■気になった部分は、インダス文明の文字は解明されていない■日本型資本主義のルーツは仏教■インドで生まれた仏教がインドでは衰退した理由、「強い多神教」ヒンドゥー教が「強い一神教」イスラム教をも圧倒した理由は以前から根付いていた輪廻転生の思想の影響か2020/01/01

TheWho

12
前読本の「神を統べる者」で、宗教哲学風の論述に気になり、本著を久しぶりに再読した。本著は、古代インド文明のバラモン教から仏教、そしてヒンドゥー教の多神教の世界が日本に齎した影響と、強い一神教に負けなかった強い多神教世界を論述している。本来民族の歴史・文化とも云える神道が、仏教を取り入れる事により、死生観を確立し、強い多神教に変貌したと云う論法だったが、これも聖徳太子の功績かとも「神を統べる者」とシンクロした。改めて著者の歴史観は興味深い。2023/05/02

sosking

10
世界史無知の私には、ギリシアの歴史は分かりやすく堪能できました。また、仏教についてもある程度、整理ができました。紀元前の話がほとんどなので、歴史の深さと登場人物たちの時代背景を改めて再認識いたしました。読んで良かったです。2020/09/26

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