サトラレ～嘘つきたちの憂鬱～（４）

著者名：佐藤マコト【原作】/伊鳴優子【著】

講談社（2019/11発売）

• ISBN：9784065176696

内容説明

頭の中で考えたことが、周囲に勝手に伝わってしまう奇病・サトラレ。女子高生サトラレ・海崎千景は、友人・吉田の様子がおかしいことが気になっていた。遊びに誘っても断られることが増え、携帯を確認する回数も多い。「彼女ができた」と疑う千景は、吉田を尾行して真実を知ろうとするがーー。対策委員のリーダーである吉田の「秘密」が明らかになる、衝撃と切なさの最終巻！女子高生サトラレと未成年対策委員達の友情の行方はーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Dai（ダイ）]

本編に勝るとも劣らない良い作品だった。

2025/02/05

[ままかり]

全四巻で終わってしまったのは勿体ない。人生は続くよどこまでも。でもそれが優しいものであるといいね。そんな終り方。サトラレたちや社会全体が抱える問題が特に解決したわけではないけれど、主要人物たちはそれらを抱えながらも前向きに生きていこうとする、とてもポジティブな終わり方だった。これ以上続いたらさらなる問題にキャラたちが悩んでの繰り返しになるだろうから、ここで終わりにするのも良いのかもしれない。

2025/09/26

[かなっち]

とうとう最終巻です。最初に読み始めた時は、こんなに感動させられる結末が待っているとは思いませんでした。そして、『サトラレ』だった父親への償いのために、対策委員になっていたよっちんが悲しかったです。でも、千景に会わせることで、よっちんも千景も千景の父親も何かを乗り越えられたようでホッとし、涙が止まらず困りました。その千景にどうやって告知したのかは描かれていませんでしたが、知った上で前向きに頑張る姿を見れて嬉しかったです。意外と、甚とイイ感じでしたしね。最後の『嘘のつけない正直な君に～』のフレーズに→

2021/04/02