HJ文庫<br> 戦うパン屋と機械じかけの看板娘10

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HJ文庫
戦うパン屋と機械じかけの看板娘10

  • ISBN:9784798620459

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内容説明

皆に祝福され、結婚式を挙げたルートとスヴェン。しかし、人と機械では生きる時間が違いすぎた。だから、スヴェンは人間になることを決意し、人化の方法を知るマイッツァーを探すのだが、彼は保安部の手によって誘拐された後だった。マイッツァーの救出に動いたルートたちは、否応にも聖女が画策する次なる大戦の火種に飛び込むことになり――今はもう英雄でもなく兵器でもない、普通のパン屋店主と看板娘が贈る街角パン屋繁盛記、感動のフィナーレ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
皆に祝福され、結婚式を挙げたルートとスヴェン。スヴェンは人間になることを決意し、人化の方法を知るマイッツァーを探すうちに、聖女が画策する次なる大戦の火種に巻き込まれてゆく第十弾。二人の結婚式はとてもいい感じだなあとは思いましたけど(ソフィアさん...)、ルートと共に歩みたいと願うスヴェンの願いと、聖女が画策するとんでもない計画を阻止するために最後にまた一波乱ありましたけど、それを乗り越えた後のそれぞれのエピローグと、最後に出てきた素朴でとても幸せそうな姿がとても印象的な結末でした。次回作も期待しています。2019/10/30

まるぼろ

22
パン屋の主人と看板娘の物語、完結。ルートと結婚し、人間となる事を決心したスヴェンは人化の方法をマイッツァー氏に聞こうとするが、彼は保安部の手により誘拐されてしまっていて…と言うお話です。マイッツァーと聖女…アンジェラの事やその後に会った大戦などを思えば、悲しい所もありますが、それでも終わってみれば大団円な完結だったのではないかなと思いました。何より最後の年を召したルートとスヴェンのあの写真の笑顔が見れただけでも最後まで読んでよかったと思えたとてもいい作品でした。次回作にも期待です。2019/11/06

ホシナーたかはし

16
内容の感想は、他読メンバーさんが書いているので割愛。私を含むラノベ読者は、世界大戦中・戦直後の状況がどうだったかを聞いたことがある人は少ないでしょう。本作は、そういった戦争を知らない世代に、戦中戦後に何が起きて、どうなるのか、ごまかしもせずラノベで真っ向から書き上げた作品だと思います。「月とライカと吸血姫」同様、ライトじゃないラノベ。嗚呼、良かった!2019/11/25

真白優樹

16
ルートとスヴェンの二人が結婚式を挙げる中、スヴェンが人になる方法を知るマイッツアーを救う為、聖女が画策する大戦の火種へと飛び込む最終巻。―――只のパン屋となる為に終わらせろ、過去から続いた全ての宿業。 マイッツアーを救う為仲間達と共に聖女に立ち向かうルート、自らの対極の可能性である聖女と向き合うスヴェン。全員で力を尽くし望む未来を掴み取る、正に総決算となる今巻。記憶はいつか記憶となり、歴史へと変わりゆく。あの日を駆け抜けた彼等の歴史も未来へ繋がれ続いてゆく。その幸せをいつまでも。 うん、最高に面白かった。2019/11/06

天涯

11
完結。意外と早く完結してしまって残念だが、色々な謎が明かになり、しっかりとまとまっていたので満足な終わり方。各々見せ場があって良かった。ソフィアのやさぐれ感が面白かった。SOW先生の次回作にも期待。2019/11/01

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