内容説明
「お主の淹れてくれたコーヒーは、妾の渇望を満たしてくれたぞ」 とろんと発情した瞳で迫ってくる真祖の吸血姫クリス。 艶やかな唇との距離が縮まり……初めてのキスはコーヒーの味がした。 至高の一杯に酔った美しい吸血鬼と初体験。「永き時を生きる妾の、たった一度の処女を捧げたのじゃぞ、存分に感じるがよい」 竿全体を膣壁が絡み取るように舐めてくる。ぬるぬるとぬめったクリスの中はとんでもなく気持ちがよかった。「妾の中にどろどろの精液を注いで、子宮をお主の精液で占領したくはないか? はじめての女の中に出して征服する気持ちよさを魂に刻むがよい」 極上の吸血鬼ロマンスを召し上がれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
15
深井将太が経営する珈琲店に吸血鬼クリスが来店したことから始まるお仕事系イチャラブもの。将太の淹れたコーヒーを気に入り強引に店に入り込むクリスだが、コーヒーには彼女を淫らにさせる効果があり、流れ込むように肉体関係に…。童貞と処女の組み合わせなのでアブノーマルなプレイはなく、コーヒーの知識から喫茶店経営の話へとシフトするのも二人の関係の深化と連動していて面白い。クリスの吸血鬼の力から始まったこの物語が、最後はそこに収束していくところは好きですね。歳を重ねても仲良く店に立つ姿を想像してほっこりする読後感でした。2019/08/22
ホシナーたかはし
13
カバーに惹かれて購入、エロい小説・漫画・ビデオ等で時々現れる、エロいけどエロをとっぱらい脚本を再構築した話を読んでみたくなる作品。血の変わりにコーヒー飲んだっていいじゃん、脚本がちゃんとしていて面白ければ大歓迎。2019/09/09
ユウ
11
昔に飲んだ究極に美味しかった珈琲を自らの手で作ることに挑み続けている主人公。ある日、世界トップの女子が裸足で逃げ出すほど妖艶で物凄い美女がお店を訪れた。この二人が織り成す大分エッチで珈琲な話。所々エロいだが珈琲の入れ方や珈琲豆の焙煎など日常で知っていると役に立つことが多いと感じました。この二人が今後どのような人生を歩んでいくのか、幸せを願いつつ読んでみたいと感じました。2020/01/26
MERLI
9
冒頭からおしゃれな書き出しから始まり、話の節々にコーヒーに関する用語が多々出てきたので、官能小説にしては硬派な感じだなぁという感想です。じゃあそっち方面の描写は微妙かと言われればそういう事も無く、むしろ激しい部類に入るんじゃないかな。激しく求めあう描写と純愛描写が良かったです。2022/01/22
えすてい
9
コーヒー店の若き店主の前に現れた吸血鬼美少女クリス。主人公の淹れたコーヒーに感激し、バイトとして強引に入り込む。コーヒーの淹れ方や豆の蘊蓄話は、思ったよりない。過去作で会社経営の題材にしたのもあったが、今回は店に負債が積もりまくって経営が苦しくなるということはない。コーヒー店での日常話にシフト。クリスはどこが「吸血鬼」なんだ?最後にボテ腹エンドはない。2019/08/19