光文社新書<br> 患者よ、医者から逃げろ~その手術、本当に必要ですか?~

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光文社新書
患者よ、医者から逃げろ~その手術、本当に必要ですか?~

  • 著者名:夏井睦
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 光文社(2019/10発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
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  • ISBN:9784334044381

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内容説明

著者は傷やヤケドの湿潤療法の創始者だ。植皮手術が必要とされる熱傷患者でもほぼその必要はなく、傷跡も痛みも少なく治療できるのはもはや疑いのない事実だが、大病院の形成外科や皮膚科では未だ酷い治療が行なわれている。なぜ医者は古い治療に固執するのか。豊富な症例写真や証言を交え考察。また痛みと全身性合併症をめぐる新発見、創感染や骨髄炎、院内感染などの闇に切り込み、さらに生物の進化史の新説も独創的に展開する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわっち

19
読んだのを思い出した。日本で起きている不具合を一人で解決策を出す現状に日本人の社会を良くしようとする気概のある人の少なさを感じた。また、誰かが熱傷標準治療での不具合を監督不行届けで厚生省を訴えると変わるか考えてしまう。夏井先生のおかげで、湯シャン、糖質制限をしてる私としては、なにか先生に社会が、お返しできることは何かないのか考えてしまう。あとがきを読んで、こんな頑張った先生に楽しいことがおきて、これからの人生を楽しんでもらいたいと思います。2021/04/25

しゅわっち

13
皮膚の細胞は、特殊で周囲に細胞がある状態と違い治りにくいと理解した。そして細胞は、細胞が存在してから空気に接触し始めてから細胞の歴史が短いために、治りにくく、細胞の長い歴史の状態に近づけるのが湿潤療法に感じた。また今回の本は、著者に今までの本と違い、湿潤療法、糖質制限とか今までの常識に囚われた人たちとの戦いの中で書かれた本から戦い抜きある程度勝ち終わった状態で、静かな気持ちで書かれた本に感じた。そして、こんなに世間の人に貢献してる著者に戦ってる姿を求めてる読者である自分が存在してるのにも気がついた。2019/12/27

木ハムしっぽ

5
『傷はぜったい消毒するな』に続く、熱傷治療への湿潤療法の実例を多数掲載してその確かさを実証する続編。加えて、プロローグにある「悪意より怖いのは、疑うことを知らない善意だ」がもう一つのテーマ。大病院で繰り返される植皮手術の問題点や医療制度の課題にも切り込む。大熱傷を負った場合は大病院に救急搬送されるだろうが、植皮手術される前に是が非でも逃げ出すことにしたい。おまけに、市販されているボディソープやハンドクリーム類が如何に肌に悪いのかを示す実験例も◎ あまりに無防備に信じていた常識を覆す、確かな論拠に溢れる良著2024/10/23

Iwata Kentaro

4
某氏から献本いただいた。感謝。やけどの治療は素人なのでノーコメント。ただ、抗菌薬と感染症については概ねデタラメ。好気性菌がいないと破傷風は起きないとか、水疱はやぶって抗生剤使えとか、かなり抜本的な勘違い多し。耐性菌についての知識もほぼ素人並み。症例はあれども、解析がないのが痛い。2019/11/07

もけうに

2
夏井先生の著書はどれを読んでも外れが無い。本作も安定の面白さ。やや親父ギャグ過剰だが(笑)、ユーモアが効いた文章で取っつきやすい。医者の説明を鵜呑みにせず、自分で考えることも大事。セカンドオピニオンの重要性を痛感する。2020/09/16

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