講談社文庫 ５分後に意外な結末 ベスト・セレクション

著者名：桃戸ハル【著】

講談社（2019/10発売）

• ISBN：9784065173831

内容説明

笑い、感動、友情、ちょっとだけシニカル。短時間で読めて、ラストにドンデン返し! 累計100万部突破の大人気シリーズ。どの巻からでも、どのお話からでも読むことができる、1話完結の読みきり型。どの話も短いので、朝読にも最適。どのお話にも、ラストに「意外な結末」が。SF、ホラー、ミステリー。くすっと笑える話、ぞっとする話、感動する話。ページにして数ページ、5分程度の時間で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」。親子で楽しめるアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[bunmei]

タイトル通り、5分で楽しめる意外性のあるドラマが詰まったショートショートな物語。人気シリーズの中から、厳選された22編を掲載。短い物語の中に起承転結を据え、読む人をミスリードしながら、ラストには喜びや怒り、感動、そして恐怖等の感情で心を揺り動かすオチが待っている。星新一の様なダイナミックな世界観とは一線を画すが、日常生活に潜むブラックなユーモアを散りばめた面白さはある。どこから読んでも、子供が読んでも楽しめる作品となっている。個人的にはちょっとホラーだが、最後には心温まる『見送る背中』がお気に入りだ。

2022/09/17

[ehirano1]

「隣に住む殺人鬼」について。こんな素敵なバイアスもあるもんだと心が温かくなりました。いいですわ、こういうの。

2023/04/20

[いこ]

タイトル通り、5分後には結末がわかるショートショート22編。それもただのラストではない。「意外」なラスト。しかも、今までのこのシリーズからの「ベスト・セレクション」である。読書前から期待が高まる。私は、病院の待合室で読んだが、そんな「いつ呼ばれるかわからない」ドキドキの短い読書時間にもぴったりの本。内容も、ブラックあり、ホラーあり、感動あり、涙あり、驚愕ありと飽きさせない。予想の斜め上行く終わり方で、こういうのを「だまされる」って言うんだろう。さらりと読めるけど、満足な読後感の一冊である。

2023/05/27

[Kーazuki]

【audible】寝る前や料理している時に聞いてみようと思い選択。ショートショートなので、合間に楽しめて良かった。どのストーリーも内容が良くてしっとりとしたものやそう来たか！と思うものもあって、今度きちんと本を読んでみようと思った。「補聴器」や「見送る背中」は、特に良かったな。聴き流しと思っていたけどこの2作は、心に残る内容だった。他のシリーズも読んでみようと思う。

2025/02/05

[おつまみ]

ショート・ショートのベスト集。別れた夫婦の話が印象に残った。会いにきた妻と最後にすべてを悟る夫が記憶に残る。

2020/03/08