文春文庫<br> さらば愛しき魔法使い

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文春文庫
さらば愛しき魔法使い

  • 著者名:東川篤哉【著】
  • 価格 ¥719(本体¥654)
  • 文藝春秋(2019/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167913625

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内容説明

「魔法使いマリィ」シリーズ第3弾。『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』『魔法使いと刑事たちの夏』に続く、人気ユーモアミステリーシリーズ。
八王子署の若手刑事・小山田聡介の家に住み込む家政婦の少女マリィ。彼女は魔法で犯人が分かるが、それじゃあ証拠にならないから逮捕できない。聡介の意外に冴えた脳細胞が動き出す。「はじめに犯人が分かり、あとから推理する」という倒叙法ミステリーの傑作が、「魔法使いのキュートな少女」という奇抜で魅力的なキャラクター設定から生み出される。美人警部の上司に蹴られることを喜びとする一見ヘタレな刑事・聡介の、八王子近辺の平和を守る名推理もみどころ。
今回もアリバイ崩しに、ダイイングメッセージ解読にと、派手な大活躍をする聡介とマリィ。それに目をつけたオカルト誌「マー」が、二人につきまとう。マリィの魔法を嗅ぎつけられたら、二人のコンビは消滅の危機か? そして八王子の未来はどうなる!

ドラマ・映画で大ヒットした「謎解きはディナーのあとで」の原作者による、軽快な「萌えキャラ」シリーズの最新作です。

〈収録作〉・魔法使いと偽りのドライブ ・魔法使いと聖夜の贈り物 ・魔法使いと血文字の罠 ・魔法使いとバリスタの企み (初出・「オール讀物」2015年2、7、12月号、2016年8月号)

※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

28
なかなか可愛いところもあるマリィ。     もうマリィなしでは生きていけない体になってしまった聡介。    だがしかし、さらば愛しき魔法使い……。いなくなると寂しいものですね……。2019/11/27

hnzwd

28
シリーズ第三弾。大転換点。魔法で謎を解く、というミステリとしては裏技を突き進んでいた作品ですが、ここでまさかの王道魔女物な展開。。願わくば帰ってくるまでの素敵ストーリーをー2019/10/24

じゅーん

19
これで最終巻だと思ったら次巻が出ててそちらが最終巻。表題から勝手に思い込んでいた私だが、そう思っていた方も多いのでは?!事件の発生から解決までパターン化しているのですが、その中に散りばめられた真犯人を追い詰めるための証拠。最後にその証拠が明かされるのが倒叙物の醍醐味だと改めて感じました。文庫の装丁より単行本の装丁の方が自分的には好きですね。(ごめんなさい。とても可愛らしいのですが、乙女過ぎると思います🙏)ここまで読んだら最終巻まで読まねば。2022/07/30

NAOAMI

17
無意識の自白を魔法で引き出し後は裏付けるだけ。そんな鉄板展開の三作目。小山田の上司が惚れる=真犯人も鉄板過ぎで、もはや犯人探しなんてどーでもいい。でもミスリードへの気づきや解明へのヒントが上手くマリィとの日常に仕掛けられていて、そこらへんの巧さは光る。やたらめったら愛憎系で殺人しちゃう犯人たち。八王子って怖い!途中マリィの気になるセリフから「さらば」に繋げるのかと思ったが別れは実にあっけない。マリィの魔法を露骨に頼る小山田への想いが…ちょいマジな雰囲気になるのかなって期待しただけに。これで終わっちゃうの?2019/11/07

みなみ

15
魔法使いシリーズ3作目。どの短編でも犯人が読者には分かっており、魔法で犯人を主人公が特定→犯人だとする証拠を見つけ出す順で話がテンポよく進む。魔法はオマケ要素で、犯人の失言・不要な行動によって犯人が特定できる部分は、ちゃんとしたミステリー。とはいえ、ユーモア部分が多いので、人によって合う合わないがありそうだと感じた。魔法使い兼家政婦のマリィと聡介の掛け合いが面白かったので、次作も読もうかな。2020/06/23

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