角川ソフィア文庫<br> 日本語をみがく小辞典

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角川ソフィア文庫
日本語をみがく小辞典

  • 著者名:森田良行【著者】
  • 価格 ¥1,716(本体¥1,560)
  • KADOKAWA(2019/09発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005153

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内容説明

豊かな日本語の語彙を自由に使いこなすために。辞書の中でしか見ない言葉、頭の片隅にはあるが使いこなせない言葉を棚卸しし、いつでも取り出せるように簡単整理! 言葉の上手な利用法のいろはを学ぶ辞典。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

16
いわゆるトイレ本にしていたので、読了するのに半年?ほどかかってしまった。本書の成立事情に、『日本語をみがく小辞典』の「名詞篇」「動詞篇」「形容詞・副詞篇」の3冊を合わせて再編集したものとあり、日本語として使われる言葉を類語的なかたまりごとに、それぞれの語の使われ方や微妙な違いについて述べる。普段見知った言葉ばかりでなく、古典文学の中でしかお目にかかれない言葉も多く拾われ、言葉の意味の変遷にも記述が及ぶなど、語彙の幅を広げ、語感を磨くにはもってこいだと思う。SNS全盛の現在、本書で取り上げられているような→2020/04/30

山のトンネル

13
2回目。日本語をテーマにしたエッセイ集。名詞、動詞、形容詞・副詞を切り口に日本語解釈の幅を広げてくれる国語の先生の雑談という感覚。『形容詞を使わない 大人の文章表現力』と合わせて読むと学びが深まる。2024/01/28

あんどうれおん

7
「小辞典」の名にふさわしい、達意の日本語論。言葉あそびも頻出する、緩急自在の楽しい一冊です。底本は87年から89年にかけて刊行された同名の講談社現代新書で、文中に散見される「近頃」「今日(こんにち)」といった表記には注意を要するものの、その辺りを些事だと思えるほどに有意義な言葉選びの指南書だと感じました。2020/12/14

けろ

7
『日本語をみがく小辞典 <名詞篇>』講談社現代新書 昭和62年森田良行著を図書館で借り読了。だが読書メーターに登録がなく、この角川ソフィア文庫の方に登録した。角川のものは名詞篇、動詞篇、形容詞・副詞篇に分かれているそうだ。講談社現代新書の名詞篇は人間社会、身体・感覚、天地・自然、時間・位置、思考・人生から計48単語を取り上げている。「数」の項で「結城紬を発見して高価だが思いきって一匹買約した」(吉屋信子)と反物を「匹」と数えることを紹介していた。全く知らなかった。日本語を楽しく読める本だった。2020/02/27

めめ

3
言葉に対する考察・エッセイ。小さな文章が膨大な分量あって、一冊読み終えるのに時間はかかるけど、とても読みやすい。「手紙は昔たまずさ玉章といった。玉梓の略」など、情緒ある綺麗な古語など、知らない言葉がたくさん紹介されていてとても面白かった。「遊ぶとは本来、現実からの解放であって善なるものだ」「日本語は太古、色そのものを示す言葉がなかった。赤黒白青は、あかし明かし、くらし暗し、しるし顕し、あおし漠し」など。芭蕉や啄木、短歌や俳句などの引用の多かった中に、吉屋信子の文章があったのが印象的だった。面白かったです。2022/05/31

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