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内容説明
ホームズ、ポワロ、金田一耕助など、名探偵、不朽の名作がたくさんありすぎるミステリーのジャンル。どこから手をつけたらいいのか途方にくれる若い読者のみなさんをミステリー作家・芦辺 拓先生が道案内。このコンパクトな1冊で、このジャンルのエッセンスと大きな流れをつかむことができます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
92
面白かった。コナンドイルの『緋色の研究』からダシールハメットの『マルタの鷹』、アガサクリスティの『オリエント急行殺人事件』横溝正史の『獄門島』エラリークィーンの『九尾の猫』イアンフレミングの『ドクター・ノウ』トマスハリスの『羊たちの沈黙』三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』という作品を軸に、ミステリーの歴史と読みどころをわかりやすく解説してくれる。子供向けに見えるけど、大人も十分楽しめるし、これ文庫化してくれないかな。読みたいミステリがたくさん増えました。2023/04/11
よむよむ
85
読友さんのレビューを見て手に取りました。ヤング向けですがミステリーの長い歴史に沿って、シャーロック・ホームズに始まり、サムスペード、ポアロ、金田一耕助、エラリークイーン、ジェームズボンド、レクター博士、篠川栞子とバラエティに富んだ主人公達が挙げられていて、作品が生まれた背景や作家の苦悩等も書かれ興味深く、面白かった。ミステリーは好んで読んでいるが、まだまだ未読の物が多いと痛感。参考にして奥深いミステリーを堪能していきたい。2019/02/17
鷺@みんさー
40
これは良書。ミステリの古典~の流れで、定番中の定番と、エポックメイキングとなった変わり種も少し取り入れながら、作者の生い立ちや職業、その時代の背景、そしてストーリーもギリギリネタバレなしで、けれど読んでいて(既読でもついまた読みたくなるような)わくわくするような紹介をしており、非常に分かりやすい。まさに「少年少女のための」だが、大人でも「今までほとんど読書してこなかったけど、ミステリって何が面白いのかしら」という人にも読んで損はないと思う。さてさて、ミステリの未来はどうなるんでしょうか(ワクワク)2024/01/04
ハスゴン
32
読む前までは、紹介する作品数が少なくて読むに値するかなぁと思っていたら、関連する作品も紹介されていて短い中でもいろんな発見がありました。2019/01/15
やな
26
タイトルが「少年少女のためのミステリー超入門」。コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、横溝正史など古典ミステリーを時代順に紹介。て言うか、横溝正史の獄門島をミステリーの入門書として少年少女に勧めるのはハードル高いぞ。絶対引かれる!などと思ったが、ミステリーの歴史を知る入門書と解釈すれば納得の内容。物語が書かれた時代背景が分かりやすく掘り下げられており、興味深く読めた。2023/01/20