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内容説明
ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれるヒトとロボットの未来世界。時の流れの中で、いつしか彼らの運命は1つの大きな終着点に向かって動きだしていく……。世界の行く末を壮大に夢想した、ロマンティック・フューチャー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
62
打ちのめされています。すごい漫画を読んでしまった……著者初読みです、こんな漫画家が居たのを知らなかったなんて、今までの人生損してきた!と思わせられるほど。ーーロボットと人類が共存する未来。さまざまな語り手たちが代わる代わるあらわれ、紡いでゆく未来史。第1話がカッコ良すぎて、もう!!2019/10/30
☆よいこ
36
マンガ。#1.サイモン・チャンはレティシアを探している。#2.ロボット塚。#3.時間航行士(タイムノート)のクロエ、5万年の進化の果て。#4.フリードロイドの伊藤。#5.放射能廃棄物の管理オンカロの管理人。25万年の仕事につく恩田カロ子。6000年後に帰還予定のロケット出発。#6.発声機能の故障した伊藤の記憶(記録)▽デザインチックな文字が印象的。好み2020/01/27
hiace9000
35
「人間らしさ」とは何か。ロボット(AI)と人間が共存する未来を舞台に、人類:ホモ・サピエンスに代わり、ロボットが地球上を支配する時までを描いた本作。手塚治虫文化賞作家は、温かみのある線と、不思議なほどの静寂感に満ちた「コマ」と「コマ」の間に、壮大な時間と空間を埋め込み、幾度も現れる「…」に語り尽くせぬ言葉を語らせる。原子力廃棄物貯蔵庫オンカロの25万年の番人、恩田カロ子にとって一瞬にして過ぎる100年。その後の下巻へと続く。2021/10/24
ぐうぐう
35
島田虎之介の最新作。タイトルは、ユヴァル・ノア・ハラリの大ベストセラーを捩っている。冒頭のエピソードが、あからさまな『アトム』への(そして『ブレードランナー』への)オマージュであることからもわかるように、本作は人とロボットをめぐる未来の物語である。独立した短編のように見えたのも束の間、誰の所有物でもない自由ロボット・伊藤サチオと、半永久的な耐用年数を持つ時間航海士のトビー、クロエ、マリアのエピソードが、いつしか重なり合い、ある運命に向かって突き進んでいく。その未来の姿は、下巻で明かされるはずだ。2019/08/29
さっちん@顔面書評
22
衝撃作です!!!!! 帯にある通り、 「ヒトとAIの未来予想図」 について語られます。 「ホモ・サピエンス全史」の パロディ漫画かと思いましたが、 全然、違いました。 ノートーンの骨太の絵で語られる 骨太ストーリーです。 僕らがこの先、どう生きていくべきか 作者なりの答えが描かれます。 是非、読んでみてください! 映像化して欲しいー(笑) 2020/01/25