内容説明
まだ「常識」っての、持ってます? もうメンドクサイから、俺の「初恋」の話しちゃうね。よかったら腰抜かしてね。現実に恋愛って、存在しないんだよ。みんなサ、救済の「宗教」と恋愛をゴッチャにしてるんだよね。男って、恋すると「天使」になっちゃうし。それでもまだ、あなたって「常識」を持ってます? 恋愛ってそんなものじゃない…という橋本治的恋愛論!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lonesome
39
まず、有吉佐和子さんのことを書いた「誰が彼女を殺したか?」がとても良かった。いいともでの出来事から世間で有吉さんがどう見られていたか、けれど誤解されやすい有吉さんの人柄をちゃんと理解して付き合っていた二人の関係が素敵だ。「恋愛論」は、尊敬と恋愛感情についての話や男は恋をすると天使になるという話にまさにその通りだなと同意する。そして、好きになる相手は自分と似てる部分があって正反対の部分もあるというところも。でも全体の感想をまとめるには読みごたえがありすぎたからまた読み返してみたいと思う。2014/11/09
団塊シニア
30
哲学的恋愛論で難解、尊敬と恋愛感情は似てるけど違うという内容には納得。2014/01/01
takaC
15
実際に読んだのは紙の本ではなくて Kindle でもない電子書籍(344ページ)で、「恋愛論」、「気むずかしい赤胴鈴之助」、「誰が彼女を殺したか?」、「セーター騒動顛末記」、直筆マンガ「意味と無意味の大戦争」、本人による解説「巨大なナメクジ」、「最後のあとがき」が収録された豪華版。10代の昭和晩年に初読の「恋愛論」ながら、令和の今読んでもあまり古臭さがないという不思議。2025/02/18
Tadashi_N
11
変幻自在な恋愛感?2025/08/15
aoneko
11
うーんおもしろかった。恋愛論というか、それをもっと広く押し広げた思惟に興奮します。恋愛にも技術は必要で、中でも大事なのは陶酔能力…らしい。恋愛なんて幻想の最たるものだけど、でもそれを求めざるをえない人間の気持ちだけは本物…みたいだ。そしてどうやら恋愛至上主義と恋愛体質、そこに相関性はないらしい。語られる彼是にそうかそうか、とおもいながらツっこっんだり共感したり、ひゃあ!とのけ反りったり。でもおっしゃるとおり、たぶんそんなのは「どうだっていい!」んです。そして他にも色々・・・読み応えがありました。2014/12/30
-
- 電子書籍
- 転生貴族の異世界冒険録【分冊版】(45…
-
- 電子書籍
- 茶樹を基本とした防霜の科学 - 防霜フ…
-
- 電子書籍
- 愛が試される城〈古城の恋人たちⅠ〉【分…
-
- 電子書籍
- 入れ代わりのその果てに3 レジーナブッ…
-
- 電子書籍
- 即席ビジンのつくりかた 分冊版第7話 …