集英社新書<br> 宇宙論と神

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集英社新書
宇宙論と神

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207248
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0242

出版社内容情報

ロングセラー『物理学と神』から12年、待望の第2弾が登場。宇宙をテーマに、神と科学者たちの相克の歴史を描く。人類の歩みの中で、天文学者が命懸けで追い求めてきた宇宙の姿を炙り出す!

内容説明

古来、宇宙とは人々が住む村の界隈のことであった。そこで語られる宇宙創成神話が彼らの宇宙観を形成し、やがて太陽や月、惑星などが織り成す秩序立った美しい世界が明らかになると、人間は天と神の存在を結びつけていく。そして望遠鏡の発明を機に、人々が認識できる宇宙は太陽系を越え、銀河宇宙へと広がっていった。天は幾層にも重なった構造を持つことが分かり、そこに鎮座する神は次々と居場所を変え、容易にその姿をつかませない。本書は、宇宙と神の関わりをひもとき、天文学の歴史の中で科学者たちが積み上げてきた宇宙論の変遷をたどる。

目次

宇宙における神の存在
神ならざる神―神話の世界
神の啓示―中国、日本、インドの宇宙観
神に頼らない―古代ギリシャの宇宙観
神は複雑―アラビアの宇宙観
神の仕掛け―錬金術と自然魔術
神の居場所―天と地の交代
神の後退―無限宇宙の系譜
神を追いつめて―島宇宙という考え
神は唯一なのか?多数なのか?―大論争〔ほか〕

著者等紹介

池内了[イケウチサトル]
1944年兵庫県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。総合研究大学院大学教授。『科学の考え方・遊び方』で講談社出版文化賞科学出版賞(現・講談社科学出版賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牧神の午後

12
宇宙のなりたちを考えることは、この世界を創った神様への挑戦であって、卑賎な人間が「謎は全て解けた」と思い上がった次の瞬間には新たな謎が提示される。まさに神に玩ばれる人間。そして、謎解きという名の神への挑戦は現在進行形。イメージはサイモン・シンの「宇宙創成」にビッグバン宇宙論以降の仮説も付け加えてくれたもの。だからインフレーションはもとよりマルチバースや人間原理までも網羅してくれているのは有り難い。とはいえ、強い人間原理に対しては、ちょっと色眼鏡入ってる?な拒否反応ですが。2015/03/11

たびねこ

12
宇宙論に「神」がどのように絡み合ってくるのかに興味があったのだが「(ビッグバンについて)神の気まぐれがあったのかもしれない」という、この手の「神」(辻つま合わせのような神)の表現で終わっているのには、がっかり。宇宙論をざっとおさらいする本としては格好だとおもいますが。この内容なら、本書の題名は、そぐわない。残念。2014/03/22

みねたか

10
古代からの宇宙に関する認識の変遷がわかりやすく語られる。宇宙も地上も同じように物質として捉えたギリシャ、イスラームは観測を重ねて天文学を発展させ、コペルニクス、ガリレオ、ニュートンらによる近代宇宙観確立の礎となつたなど、世界史と宇宙認識との関わりが興味深い。最後は難しいけど、中高生でもいけそうです。2016/01/16

モモのすけ

10
「一般に宇宙の誕生は、真空のゆらぎが自己組織化によって現実に転化したというふうに語られる。『空即是色、色即是空』なのだ」。→なんか半村良の『妖星伝』を思い出した。2015/10/16

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

6
2014年刊。著者は東京新聞を購読していた時はおなじみの物理学者。一般向きの読みやすい文章を書く人という認識。 天文学史を神とのせめぎ合いから書いたエッセイ。中国、インド、日本の宇宙観や古代ギリシャ、アラブ地方等の天文学の発展を追い、やがてそれがヨーロッパに入ってガリレオを経て現在まで続いていく。 そのガリレオ辺りが中世を脱して科学革命になる訳だけど、その時代でもまだ神が言及されていて興味深い。最初の方で科学の発展と神の関係が論じられていて、科学も神を必要とする視の理由が書かれている。→2023/05/16

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