小学館文庫キャラブン!<br> ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--

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小学館文庫キャラブン!
ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血--

  • ISBN:9784094066722

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内容説明

史上最も血液を愛する探偵、ここに誕生!

 森に囲まれた紅森市は、昔から殺人事件が多いことで有名だ。紅森署に勤める刑事の桃田遊馬は、日々、難事件と格闘している。そんな彼が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をしている幼なじみの天羽静也。血液のスペシャリストである静也は、遊馬が半ば強引に持ち込んでくる事件の血液分析を担当し、捜査に協力している。華奢な長身に実験用の黒衣をまとった彼を人は“ヴァンパイア”と呼ぶが、本人はその渾名をひどく嫌っている。
 絞殺された大学教授と衣服に付いた血痕の謎。同棲していた女を殺して逃亡中の男と巡査刺殺事件の謎。バラバラ殺人と思われる“リストマン事件”と「運命の血」の謎。殺された女性の首に残された痕と監視カメラに映ったヴァンパイアのような風貌の人物の謎――
 そして、ついに明かされる静也自身の“秘密”とは!?
 イケメン刑事&ミステリアスな血液研究者の幼なじみコンビが“血”を手がかりに難事件に挑むブラディ・ミステリー開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

126
オーディオブック+文庫本。喜多さんは初読み。関東地方にある人口20万人ほどの「紅森市」は、殺人事件の発生率が異常に高く、また古来より“吸血鬼”に関する伝承も多い。そんな街に住む刑事の桃田遊馬と、幼馴染みで血液の研究者である天羽静也が、“血”が手掛かりとなる4つの事件に挑む…という連作短編集。喜多さんといえば“科学/化学”のイメージがありますので、“血”にまつわるディープな蘊蓄を期待しましたが…割と平易な内容でしたね(笑) 事件の展開や遊馬&静也の関係も“意外性”があまり無いので、全体的に物足りないかも…。2023/06/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

74
連作短編集。血液分析で事件を解決していく。読み進めていくとBL臭が・・・。2019/09/22

はつばあば

50
この作者さんどこかでお会いしたなぁと思えば「化学探偵Mr.キュリー 」さんでした。今回の「刑事と血液研究者が“血”を手がかりに難事件に挑む」は主人公の静也よりも刑事の遊馬の方がキャラ立ちしてましたよ。BLではないが「運命の血」と幼くして出会ったヴァンパイア静也の気の優しすぎるところが哀しい。2019/12/09

よっち

45
昔から殺人事件が多いことで有名な紅森市。紅森署に勤める刑事の桃田遊馬と、血液研究のスペシャリスト・天羽静也のコンビが「血」を手がかりに難事件に挑むブラディ・ミステリ。被害者の服についていた血液の正体、逃亡者が抱える秘密、手首だけ見つかった被害者の妄執、そして殺された女性の首に残された痕の謎。今の時代、血を分析することによってそこまで分かるのかという密かな驚きもありましたが、運命の血と天羽家を巡る因縁に苦悩する静也と、それでも変わらない遊馬の友情がとても印象的な物語でした。続編あるならまた読んでみたいです。2019/10/01

坂城 弥生

42
ちょっと突拍子もない事件が多かった。もっと化学的なのを想像してたから驚いた。2019/09/06

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