内容説明
「ものの数をかぞえる」という最も原始的な数学から、現代数学にまで一気につながる集合と確率の話、無限や組合せ爆発、芸術に関わる偶然の話まで、これ以上ない丁寧かつ平易な説明で解き明かす
目次
はじめに
第1章【場合の数】(Number of Cases)
01【集合】~まずは、いろんな記号に慣れよう~ /コラム1 集合は古典数学と現代数学を分かつ
02【集合の要素の個数】~さらに記号に慣れる~ /コラム2 無限には「種類」がある?
03【場合の数】~まだまだ「前菜」~ /コラム3 「1対1対応」と秀吉
04【順列】~いよいよ「メインディッシュ」~ /コラム4 動物は数を知っているか?
05【組合せ】~順番は気にしない選び方~ /コラム5 組合せ爆発
第2章【確率】(Probability)
01【事象と確率】~身近ゆえ誤解を生みやすい~ /コラム6 「確率の正しさ」とは?
02【確率の基本性質】~ベン図でわかりやすく~ /コラム7 不正を暴く「1」の法則
03【独立な試行の確率】~まずは二の丸から~ /コラム8 偶然と芸術
04【条件付き確率】~いよいよ本丸へ~ /コラム9 理想のパートナーに巡り会う方法
入試問題にチャレンジ(全36題)
続編への橋渡しとしてのあとがき /さくいん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naka
11
普段生活している中で、確率・統計の要素がかなり入り込んできているのを感じ、とりあえず読みはじめました。最後の方の大学入試レベルの例題を解くところで挫折しましたが、ごくごく基本的な数式はまあまあ理解できたように思います。2024/11/23
タカボー
10
「とてつもない数学」の著者である永野裕之先生に期待を込めて。入試問題のところはやってないけど、確率の頭の使い方、考え方は勉強になった。一応高校で習ったはずだけど、全然記憶にない。公式に抵抗がある私でも、具体的に落とし込んで説明してくれてるのが良い。ただ誤植が多い。出版社の問題かなぁ。ホームページには訂正表出てるけど。有名なモンティーホール問題とか心情的に錯覚する確率の話が面白い。頭では理解しても心で「でもさぁ」と呟いている自分がいる。2022/01/03
nekozuki
10
高校数学の確率・統計やり直し確率編。 ベルヌーイ確率や条件確率などは自分が高校生当時には勉強していなかったため、本書やその他の統計関係の本で勉強することになった。やはり統計入門の本より前に基礎部分を学び直す方がよい。2020/02/23
roughfractus02
6
ギャンブル由来の確率と国勢調査由来の統計という2領域が、ブルバキの数学の基礎づけを通して集合なる共通語で繋がったという説明に始まる本書は、集合、場合の数、順列、組み合せの例題を解くよりもむしろ読むようにして知識を組み立て直しながら確率へと至る。モンティ・ホール問題やベイズ確率の概要に触れた後は、大学入試問題を解く後半になるのだが、方針と答えが与えられるので、解答から逆算して別解を探したり、より合理的な計算の仕方を工夫するなどして問題を組み立てる側にも回れる。「ふたたび」の使い方は時間制限がないだけ多様だ。2020/03/30
やまうち
0
⭐︎102020/06/06
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