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内容説明
▼第1話/タラのワイン蒸しミニトマトソース▼第2話/カボチャとゴーヤーのスパイス煮▼第3話/梅干とごはん▼第4話/ヒジキづくしごはん▼第5話/手間たっぷりのちらし寿司
●主な登場人物/奥たん(旦那たんには、ももさんとも呼ばれている。お料理が破滅的に好きかつ得意)、Pたん(ミニウサギ。実はこの物語の語り手)
●あらすじ/東京近郊の住宅街、うるわしが丘。そこの一戸建てに、ミニウサギのPたんといっしょに住んでいる“奥たん”は新婚さん。東京でお仕事の旦那たんの帰りを待って、せっせと家事をして、晩ごはんをつくる毎日。今日の晩ごはんは魚に決めた奥たんだけど、お目当てのタラはスーパーでは品切れ。どうしても魚がほしい奥たんは横浜へ向かうけど、そこは今や…!?(第1話)
●本巻の特徴/お料理大好き“奥たん”は今日も、東京にお勤めの旦那たんの帰りを待って、はりきって晩ごはんの支度。だけど“あの日”以来、東京は…? 『いいひと。』『最終兵器彼女』の高橋しんが贈る、新感覚SF!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
最終巻が出たと知り、記録。不思議な「花」が咲き、東京は壊滅。けれどもそんな東京に通勤で出かけた夫を、奥たんは待ち続け…。そういえばこの作家さん最終兵器彼女って描いてたなあ…。不気味な野菜もモリモリ食べ、生命力にあふれる主人公に、ちょっとゾッとしました。2025/04/24
さち@毎日に感謝♪
11
お気に入りさんが読んでいたので、再読。旦那さんの帰りを待って毎日ご飯を作る奥たんが健気で可愛いです。2016/03/03
りりす
11
再読。好きな漫画。奥たん羨ましいなんて言っては駄目だけど、羨ましいと思ってしまう。こんなに懸命に丁寧に、小さい幸せを守ろうと生きられるの。2015/03/06
ぶんぶん
8
ある日突然、都心に現れた巨大な「花」、それにより都市機構は壊滅状態に。その花のほとりで、帰らぬ「旦那たん」のために毎日美味しい食事を作って待つ「奥たん」、そう奥たんは新婚さんなのです。自給自足、政府の無政策、風評被害など、この作品は2009年の発表ですが、昨年の「大災害」から1年経った今、手に取った私は作者の「先見の明」に驚きを禁じ得ない。世界壊滅の話を得意とする作者ですが、今回は食をテーマに絶望的な状況からの希望を「食べる」という本能に訴える人間賛歌。逆境に咲いた花、それが「奥たん」です。2012/03/31
フーフ@灯れ松明の火
8
可愛くて一生懸命な新婚の奥たんが、ひと手間かけた美味しい料理を作るお話です。料理だけでなく、他の家事もしっかりこなします。家に帰ったら安らぎそうです。私なら抱きしめます!しかし、このお話には奥たんにとって一番大切な人が欠けています。そして奥たんの住む世界は滅亡に向かっているようです。どっちかっていうと自然が戻ってきてるような気もするんですが。。可愛らしく、一生懸命だからこそ余計に悲しく感じます。明日はきっと…ね!奥たん!2009/08/02