内容説明
黄泉国に留まった明琉は、斉への思いを募らせていた。しかし斉の目的は、狗奴一族の怨みを晴らし、現世を幽世の支配下に置くことにあった。斉は、明琉の肉体を媒介にして境界樹に魔獣の力を注ぎ込み、現世に決定的なダメージを与えようとしていた。宗像三兄弟の祭祀によって魔獣を体内に詰め込まれ、明琉の力は膨大にふくれあがる。一方、出雲から帰った香樹の兄の香月は、黄泉に囚われた明琉を奪回しようとしていた。香月は、邪馬台国の神祇長官・日都岐の神魂を継ぐ者だったのだ。※あとがきは収録されていません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナン
30
明琉の卑弥呼の記憶は、敵対しながら恋に落ちた速彌のこと以外はまだ朧げなまま。千七百年前から続く悲劇を終わらせるために、性別まで変えて未来を変えようとしたのに、愛しいと思う心ばかりがぽろぽろと溢れて頬を濡らしてしまう。一巻で登場した銀髪の神獣が再登場しないとわかり凹みながらの三巻でしたが、ちゃんと来ました香樹ちゃんのお兄ちゃん香月。このタイミングで登場する美人の男は大体怖い、って思ってたらほらやっぱり怖い。大好きな幼馴染を裏切っていたのは自分だったという記憶を戻された香樹と、斉の行方が気になりつつ最終巻へ。2020/05/28
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