内容説明
1947年6月、実業家のケネス・アーノルドがアメリカ西海岸のワシントン州を自家用機で飛行中、レーニア山付近で超高速で飛行する謎の物体を目撃する――これがすべての始まりだった。この日以降、世界中の空で未確認飛行物体が目撃され、従来の常識では説明できないような数々の“怪事件”が巻き起こるようになる。
首都ワシントンの上空を複数の未確認飛行物体が襲った「ワシントンUFO侵略事件」、大勢の人々がUFOとその乗員を目撃した「ギル神父事件」、森林作業員がUFOのさらわれた「トラビス・ウォルトン事件」、日本の貨物機がUFOと遭遇「日航ジャンボ機UFO遭遇事件」……。
なぜUFOは現れるのか。その謎を解くべく、UFO史に名を残す難事件の真相をASIOSが解説。UFO人物辞典や用語集、UFO事件年表など、付随する情報も網羅。この一冊を読めば、UFOの謎と歴史がよくわかる。UFOファン必携の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
40
UFOに関する小事典として使えるが、もちろん読み物としてもなかなかのおもしろさ。年代を追っているので、自然にUFO史とでも言うべきものが理解できて身につく。最大の収穫は、アーノルド本人についての情報。単なる歴史的目撃談の当事者、というにとどまらなかったこと、事件までの半生が意外でした。ところで結局、UFOとは何なのか。共同幻想ということになるのか?2017/09/15
臓物ちゃん
8
ジョーダン・ピール監督のUFOホラー映画『NOPE』がハッッッチャメチャに面白かったのでその余韻が冷めやらぬうちに購入した、これ一冊あればもうUFO博士間違い無しな山本弘先生も執筆陣に連なるUFOガイドブック。ケネス・アーノルド事件の前にまずモーリー島事件を紹介する所に本書の本気度を感じるぜ。ギル神父事件とか介良事件とかマジで意味不明すぎて終始頭がクラクラしっぱなし。あとUFOに遭遇した奴どいつもこいつも絵が下手すぎだわい。宇宙人のことは判らずとも人間心理という宇宙の裏側を覗き知れる一冊。2022/09/16
スターライト
6
有名なケネス・アーノルドによるUFO目撃事件から、ロズウェルのUFOの残骸回収事件マジェスティック12まで、1940年代から90年代までの主なUFOに関わる事件を、綿密な取材に基づいて紹介した本。名前にピンと来なくても、掲載された写真や図版を見ると、思い出す事件多数。UFO人物事典や用語集、年表まで付され、これ1冊あればUFO関連のおおよそのことはわかる仕掛けになっている。目撃や撮影された写真、証拠物件はほぼ誤認やねつ造のようだが、すべて解明されているわけではないようだ。ロマンの余地は残しておきたい。2017/12/31
うみ
2
まさにクロニクル。あの頃(遠い目)夢中になっていた数々のUFO事件の顛末に、少し寂しい気持ちになりながら読了。気球か……。星か……。デッチ上げか……。ロズウェル事件の真相に深いため息。とは言え、幾多のUFO事件を一気読みできたのは楽しかった。2017/10/01
スプリント
2
UFO事件の紹介だけでなくUFOにまつわる有名人や雑誌「ムー」の読み方から用語集までとても濃い内容です。UFO事件のほとんどが捏造や勘違いであることが濃厚という結論になっているのが残念です。2017/09/30




