講談社文庫<br> 春秋戦国志(下)

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講談社文庫
春秋戦国志(下)

  • 著者名:安能務【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2019/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061850156

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内容説明

治乱興亡の500余年も、考えてみれば、中央集権国家を産むための厳しい模索期間だった。紀元前256年、有名無実の東周王朝が完全に亡び、その25年後に秦王政が天下を統一する。彼こそ、世界最古の帝国を築いた始皇帝である。そして諸子百家の思想は、以後東洋を支配する。秦始皇帝によりついに動乱の歴史は閉幕。国家とは何か?を考える、世界史上まれな壮絶の時代を描く、壮大物語ついに完結。(全3冊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

8
「風蕭々として易水寒し。壮士一たび去って復還らず」この歌は始皇帝暗殺のテロリストが歌ったのか。壮士は燕国の荊軻という名前だったのか。あの時始皇帝政が凶刃に倒れていたら中国はその後変わっていたのかと史家は願望するそうだ。なぜだろう?暴君のイメージが走るからだろうか。しかし秦は政が倒れて4年後滅亡する。韓非子の哲学を取り入れ法治の国作りを目指した政だった。ある意味ローマのアウグスティヌスやフリードリッヒ二世のような人物だったかもしれない。2022/05/22

shouga123

2
秦王政と尉繚、韓非とこやりとりは非常にワクワクするものがあった。老子から秦の統一まで。駆け足感はあったけど非常に面白かった2019/11/02

のんたん 

2
春秋時代を描いた上中巻に比べると、急ぎ足で物語が進んだ感じがする。登場人物が多いので仕方がないのかもしれないが、少し物足りなさも。それにしても安能氏はよほど孔子がお嫌いらしく、全巻に渡って批判などされているが、孔子が記した『春秋』を『ごった煮の八宝菜』と言い切っているのには笑ってしまった。2015/04/25

faux-stendhalien

2
70点。最終巻は老子の登場から始皇帝が中国全土を統一するまで。印象的だったのは、孔子が魯哀公に説いた「虁(き)は一にして足る」という言葉。問題の多い人間でもずば抜けた才能(虁の場合は楽才)が一つあればそれで足りる、の意味ですが、自分もそうなりたいものですなあ。他にも「先ず隗より始めよ」「刎頚の交わり」「鶏鳴狗盗の輩」等、何となく言葉を知っていただけだった故事成語が、元となるエピソードごと理解できる。小説と歴史書の中間スタンスなので若干面白さに欠ける点もあるが、春秋戦国時代の紹介書としては良本でした。2013/03/05

shiaruvy

2
韓非がキター。

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