文春文庫<br> 国語、数学、理科、漂流

個数:1
紙書籍版価格
¥803
  • 電子書籍
  • Reader

文春文庫
国語、数学、理科、漂流

  • 著者名:青柳碧人【著】
  • 価格 ¥795(本体¥723)
  • 文藝春秋(2019/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167913151

ファイル: /

内容説明

楽しい勉強合宿のはずが、謎の言葉を残して先生が姿を消し、生徒二人も行方不明に!
『国語、数学、理科、誘拐』に続く大好評の塾ミステリー第二弾!

中学三年生の夏期強化合宿のため、三泊四日の予定で離島にやってきたJSS進学塾の先生方と中学生たち。
ナイトハイクなどを楽しみながらも勉強漬けの毎日になるかと思いきや、生徒二人と先生一人が突如姿を消した。

英語を直訳したような文章で話す国語・英語担当の月谷優子先生と、しっかり者の近衛美郷、やんちゃな今野毅彦が行方不明に。
三人は一体どこに消えてしまったのか?

加賀見塾長の思わぬ過去も明らかになりながら、いなくなった生徒たちが戻ってくるその裏には、やはり勉強の面白さと人の優しさがありました。
各講師が作ったオリジナル問題「科目クエスチョン」を、生徒たちと共に考えて、頭の体操にもなります(巻末に詳細な解き方つき)。

ますます勉強がしたくなる、好きになる。
「勉強をすると人に優しくできる」塾ミステリー第2弾。

※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

165
この手の本は、読みどころ以外にはツッコミどころをスルーするのが良いらしい。慣れてくると楽しくなってきた。受験に必要ないろんな知識がついてくる。一緒に勉強したくなってくる学習塾。今回は孤島の合宿中に起こるあまり緊張感の無い失踪事件。事件を通して勉強の大切さに気づいてゆく。2019/11/08

hnzwd

31
進学塾を舞台とした日常の謎系なシリーズ。通算で考えると第五弾??今回は夏の合宿で訪れた島での事件でした。章ごとにある教科にちなんだクイズも適度な難易度で面白い。作家買いしてるので、今後も追いかけるのかな。。2019/07/25

NAOAMI

14
JSS進学塾の勉強合宿中に起きた漂流?美郷と今野そして講師の月谷先生も同時に。この3人がたまたま居合わせた船内は解るとして、船を動かした動機が子供っぽ過ぎる。そんな本線はともかく、各講師が出題する頭の体操的な問題にあぁでもないこうでもないと頭をひねる生徒や出題者以外の講師の脳内が面白くスイスイ読めた。また月谷先生のガチガチの真面目ぶりと英語構文直訳の日本語会話がボクのツボを直撃して、実物に会いたいとまで思ってしまう。バイト時代は事件解決にあまり関与しないが、西川麻子先生の社会人になるまでの変化も読みたい。2022/12/15

みにみに

13
夏期講習合宿での急な失踪事件。当事者からすれば半分巻き込まれの漂流事件。それにしても面白い学習塾。先生方もなんかアクが強いしし、生徒たちもそれぞれに個性的。子どもに知識を得て使うことに面白みを感じさせ、勉強へのやる気を引き出すのは難しい。それを面白くかつ上手に実現している理想的な塾。事件は事件で発端から真相まで気にはなるのだけど、個人的には教育的な点の方が面白く読めた。塾だからこその寝技じゃないけど、反則スレスレと思うような引っ掛けが現実に考えることとして大事なんだろうなぁと思う。2024/03/31

きょん

13
JSS進学塾第二弾。今回は孤島で夏休みの勉強合宿。科目クエスチョンは一寸謎々の様な要素もあり、試験問題を解きまくる勉強方法では正解にたどり着けない感じです。事件も終わってみれば大した事は無いんだけど、描写力のせいか中学生たちの視点で読んでいるからか結構ドキドキしました。2019/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13885434
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす