文春文庫<br> 国語、数学、理科、誘拐

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文春文庫
国語、数学、理科、誘拐

  • 著者名:青柳碧人
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 文藝春秋(2016/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167905705

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内容説明

勉強すると、人に優しくできるんだって――。
『浜村渚の計算ノート』シリーズの著者がおくる、愛と感動の“塾”ミステリー!

舞台は、小中学生を対象にした「JSS進学塾」。ある日、塾の公式アドレスに「おたくの塾生、山下愛子を誘拐した」との脅迫メールが届いた。犯人の要求する身代金額は、なんと五千円。しかもすべて一円玉で用意し、千円ずつにわけて五人の学生講師がファミレスに持参せよ、という驚きの内容だった。ファミレスに集まった五人は、犯人によって一人ずつ順番に呼び出されるのだが、彼らを待っていたのは、それぞれが得意とする科目の難問、奇問。「こんな悪ふざけをするのは、あいつしかいない!」――五人は、塾に恨みをもつ元講師を疑うのだが、誘拐事件は、やがて意外な展開を見せる……。五人の講師たちは、少女を、塾を、救うことができるのか?
いま塾に通っているみんなも、かつて通っていたお父さんお母さんも、一緒になって楽しめて、「読むと、勉強したくなる」(ここ重要!)、世界初の塾ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

243
なぜかライトでノンストレスな本をどうしても読みたくなって選んだ。よって正直内容にさほどの期待はせず、軽く読めればいいと。その点期待通り!犯人も早くに推測できた!が、読後は少し期待を越えたね!事件の動機の優しさと、人の温かさ、勉強を頑張る先に掴める素晴らしい宝物を示唆された。とある進学塾に通う生徒が誘拐された!身代金は五千円?しかも全部1円玉で?個性的な学生塾講師達が問題に向かいながら奮闘するが、臨場感より終始ほのぼの?青柳先生は元塾講師なんですね!私は塾経験ないですが、こんな塾なら通いたかったです‼️🙇2019/03/31

absinthe

200
ほんわか、緊張感の無いミステリ。受験生にはあるあると共感できるところが多そうだ。受験用の問題を解きながら事件を解決する物語。パズルにオマケでストーリがついてくる本だと思えばよい。特定の人には面白いだろう。著者がまさに書きたかった所以外は、突っ込みどころを見つけてもスルーする技術が必要だ。そう理解しながら読んでいても時折イラっとしてしまったが。読みどころはそれなりにある。2019/11/07

優希

68
ミステリーにしては緩やかな印象を受けました。誘拐された小6の山下愛子。彼女を助けるために動くのですが、途中途中で受験用の問題を解く構成なので勉強にもなりました。好きな人は好きだろうと思います。2019/12/21

takaC

65
『国語、数学、理科、漂流』の前に復習目的で積読消化。2017/05/21

58
アットホームで勉強する楽しみを見つけれる塾ってイイなぁ。ミステリ部分もゲームっぽくて面白かった。『何故、勉強するのか?』という疑問に対する作者の解答がとても素敵でした2020/02/08

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