内容説明
女房のおぶんの出産も控え、落ち着かぬ日々を過ごしている忠兵衛に、だぼ鯊こと長岡玄蕃から仕置の依頼がもたらされる。吉原にほど近い会席茶屋で、鳩組と呼ばれる書院番士たちを成敗した帳尻屋の面々だが、この仕掛けの裏には、思わぬ落とし穴があった――。蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、怒濤のシリーズ第三弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
90
帳尻屋仕置「鈍刀」3巻。ますます面白くなってきますね、忠兵衛さん熱いですね最後帳尻合わせスカットします。又さんの活躍できずと荒岩さん仲間になれずが少し残念。2016/12/30
いつでも母さん
82
いつ帳尻屋の事がバレるのか心配で・・忠兵衛や左近が、やられてしまうのではないかとドキドキで読み進めてしまうシリーズの第3弾。ほんと~~に悪い奴ってのはいつでも何処にでもいるねぇ。鉄槌を下してくれるのにスカーッとするのは、私のストレスが溜まっているからなのか?おぶんが男子を出産し忠兵衛も親になった。さて、この先はどうするのかなぁ、命あってのなんとやらでもあることだし・・次を楽しみに待つとしよう。2016/10/21
ベルるるる
19
帳尻屋に新しい仲間が登場・・・と思って読んでいたら夜は目が見えなくなって殺されてしまった。とても良い人で仲間にピッタリと思って読んでいたから悲しい。おぶんの出産が近づき、居ても立っても居られない忠兵衛は連日連夜の神頼みで江戸の町を走り回って神社やお寺で祈っている。そして遂に男の子誕生。おぶんも赤ちゃんも無事でよかった!よかった!2019/04/30
あかんべ
7
帳尻あわせも爆発炎上と派手だ。2016/09/28
ひさか
4
2016年7月双葉文庫刊。描きおろし。シリーズ3作め。3つの連作短編。帳尻屋始末シリーズの続編的な話で、登場人物もかぶるのだが、話が類型的過ぎるのか、始末シリーズほど楽しめない。どこに違いがあるのだろう。おそらく忠兵衛が主人公になっているところに理由があるんだと思う。2016/11/11