内容説明
あの、ひかり婆ちゃんがかえってきた!! 亡き祖父の後を継ぎ、しがない喫茶店を営む二十代の独身女性、社内クーデターによって会社を追われた元社長、倒産寸前の町工場を営む夫婦、ラーメン店を潰したバツイチ男らが、ひかり婆ちゃんとの出会いによって少しずつ人生が変わっていく。前作「ひかりの魔女」で多くの女性読者を虜にしたスーパーお婆ちゃんが引き起こす幸せの物語、シリーズ第二弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
149
2019年5月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。春、夏、秋、冬、の4つの連作短編。ひかりの魔女である真崎ひかりばあちゃんとそのつながりのある人達と新しく登場する人の4つのお話でした。読み始めると、なーんだ、前巻と同じパターンの良いこと連鎖の話だぁ。と思ったのですが、読み進むに連れ、ぐんぐん惹き込まれて夢中になるお話でした。2021/01/26
読書のーと
140
『ひかりの魔女』の第2弾✨ 今回は、春夏秋冬の季節ごとに主人公が変わる短編集のような構成。 真崎ひかりおばあちゃんを中心として、様々な人間模様が描かれている🌸 前作同様、心を込めた丁寧で正直な生き方、人に親切にすること、そして優しい嘘…。 ひかりおばあちゃんを通じて、みんなが幸せになっていく連鎖が描かれていて、こちらまで幸せな気持ちになった💕 ひかりおばあちゃんのように、私も、私と出会い関わってくれた人達みんなをハッピーにできる人になりたい🥰✨ お金で買えない大切な物があるということを改めて実感した✨2023/10/13
ﾓﾙｸ
128
シリーズ第２弾。今回もひかりばあちゃん大活躍。祖父から受け継いだ喫茶店を営む人付き合いの苦手な独身女性に始まり、クーデターで解任された元社長、倒産間際の町工場の夫婦、そしてラーメン屋を失敗し借金取りから逃れる男と４話からなる。ひかりばあちゃんが絡むと、その人望を慕う元書道教室の生徒をはじめとする助っ人たちが集まって来る。その人脈と行動力に驚く。いつもにこにこ人を褒め優しい言葉で接することで彼らは人生を変えていく。本当の幸せは誰かの役に立っていることの言葉は納得しながらもなかなか難しい。最終話では泣けた。2021/03/12
milk tea
126
ひかり婆ちゃんがパワーアップして帰ってきました！この方の人脈はどうなってるんでしょう？たまたま出会った人を次の人に繋いで笑顔にします。「忙しい」という字は、心を亡くすと書きます。ひかり婆ちゃんの教えです。心に余裕を持ちましょう。このお話の続きはあるのかな？2020/07/21
ゆみねこ
117
前作で壊れかけた家族を再生させた「ひかりおばあちゃん」。今作では町で暮らす様々な人と出会い、魔法を掛ける。悪人が出てこない物語は心を癒してくれますね。2020/02/24
