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内容説明
デメトリオスは、タイムスリップした1960年代・東京で友人になった円谷幸吉の死を目の当たりにし、自らの成長を誓う。旅立った先の大都市・アテネで大哲学者プラトンに出会い…!? 第3巻は、更なる時空超越の旅が待ち受けていた――!!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
42
デメトリオスは、アテネで大哲学者プラトンに出会い、タイムスリップ先は、2020年の東京――。あの巖谷先生に再会できたと思ったら、お孫さんでした。プラトンは言い放つ。「絵や造形は単に“美しい”という感覚的満足で終わらせるものでしかない!! “善とは何か”“生きるとは何か”そんな答えが芸術のどこにあるというのか!? 絵だの彫刻は人間から考えを奪う道具だ!! 芸術がソクラテス先生を殺した!! アテナイをダメにした!!」と。その考えに反駁するのが、我らが手塚先生! あ、『火の鳥鳳凰編』。巻末に養老先生との対談。⇒2021/11/13
Roko
28
本当は戦争の代替行為として生まれたはずのオリンピックなのに、お金のため、有名になるため、国威を示すために開催されているのが現代のオリンピックです。だとしたら、もう開催意義などどこかへ行ってしまっているのですよね。 このマンガの言いたいところは、その辺にあるのだなということがわかってきました。 巻末の養老先生とヤマザキさんの「オリンピック放談」も面白かったです。そして、お2人が「どろろ」が好きというのがとても嬉しかったです。2023/04/15
るぴん
28
レンタル。前巻までは『テルマエ・ロマエ』のギリシャ版っぽく感じていたけれど、今回はオリンピックそのものや、人間の尊厳など哲学的な話に。そしてまさかの手塚治虫先生登場。漫画の神様の絵は、古代ギリシャの人々の心も動かすに違いない。2019/09/18
こも 零細企業営業
27
ソクラテスと手塚治虫との共演。語るのは魂の在り方・・ヤバイ、感動しすぎて震えて来た。 そして、端々にある2020年のオリンピックへの批判も入っていて満足です。2019/07/19
nakmas
15
魂の配慮、というどこまで行っても哲学的なものとしか言えない概念とそれに基づく行動を、プラトンや手塚治虫を引っ張り出して、教えてくれる。実は実践的な学びなのかもしれない。2020/06/15