内容説明
無実の殺人罪で仏領ギアナ徒刑所の無期懲役囚となったやくざ者・パピヨン。自由への執念を燃やし脱獄を試みる彼の過酷な運命とは。全世界に衝撃を与え未曾有の大ベストセラーとなった伝説的自伝。映画化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃま坊
10
脱獄映画が好きだ。スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマン主演の「パピヨン」は名作だった記憶がある。原作もベストセラーだったらしいが読んでいなかった。最初の脱獄、たどり着いたインディオの村で楽園のような生活を得たのに、なぜそれを捨ててまた捕まったのか。離島の独房内で2年間ひたすら歩き続ける場面は、筋力と精神力の低下を予防する生き残り戦略だ。2022/03/26
tai65
2
星4・52020/11/27
塩崎ツトム
2
リメイク版の映画は、マックウィーンの方の内容を端折りすぎていると思ったが、原作はもっと盛りだくさんだった。500頁あってまだ半分。ところで「パピヨン」や「恐怖の報酬」のように、南米植民地におけるフランス人について解説してる本はないだろうか。2020/09/05
コットン
1
感想は下巻で2020/03/25
ケン五
1
これはバイオレンスタイプのファンタジー?と思ってしまいそうなストーリー。昔読んだSFにこんなストーリーがあったような気がする。これが現実と思うとビックリだが、少し前のフランスはこんなだったのか! それにしても人間的魅力に溢れていたんだろうな。見かけも中身も。 いよいよ後半。楽しみ。2019/12/05