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内容説明
司馬氏が力をつけ、三国時代はいよいよ終わりへと向かう――。NHK人形劇で人気を博した 立間祥介訳で蘇る壮大なロマン! 2019年夏、東京国立博物館で大規模な三国志展も開催。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
文庫版にしては、単行本並みの値段がした。買って読む可否はある。愈々五丈原に巨星落ち。司馬一族がクーデターを起こし、政権を簒奪三國失い統一する。にしてももう少し安くしてほしかった。同じ値段を出すなら単行本買う方がよいかも。でも、払っただけの価値はあり十分に楽しめた。2019/06/22
Susumu Kobayashi
7
いよいよ最終巻。魏では曹丕が死んで、曹叡が即位。諸葛孔明は魏に進軍するが、なかなか要衝の地を占めることができない。魏の軍司馬懿(しばい)は諸葛孔明によって何度も苦杯をなめさせられる。やがて、諸葛孔明も没し、蜀の運命は風前の灯火となる。安穏な生活を望む劉禅は魏に降参して、安楽公に封ぜられる。蜀を落とした魏は、呉を攻略する機を窺う。呉では孫皓が権力を握るが、凶暴で酒色を好み、自ら滅亡を招く。魏では司馬炎が晋を建て、呉を攻略して中国統一を果たす。諸葛孔明ならば劉禅では国が滅ぶとわかっていただろうに。2019/09/03
えふのらん
2
姜維の離間、馬謖の不始末、死せる孔明生ける仲達を走らす。頓智の効き具合、物語としての面白さは諸葛亮が死んで終わってしまう。しかし恐ろしいのは姜維の執念。蜀漢の滅亡を目前にしてもあきらめずに偽って投降し、鍾会を消しかけ、自ら果てる様は壮絶という他ない。劉禅が宦官に囲まれ堕落していく様を見てもなお、抵抗したのは諸葛亮への忠誠だからだろうか。だとすれば、五丈原以後の物語も三顧の礼の延長だと読み解くことも可能かもしれない。2025/05/22
ばたこ
1
遂に読了。まさかの三国それぞれ内部から瓦解して晋に統一される。日本でも親の心子知らずと言うけれど、まさに先人達がどれだけ苦労してそれぞれの国が建国したのかを思うと、とても哀しい結末。政治も人生も難しい、今も昔も。2024/08/29
emi kei
0
1ヶ月で読了。氏名や地名にふりがなが逐一ふってあり、読みやすい。2023/01/14