内容説明
妻子持ちのしがない屋根葺き・彦次。その正体は、少しの金を頂く代わりに縁起物の絵を残す手口が市中で話題の怪盗「飛猿」。ある日発生した残虐な強盗殺人を、町方が飛猿の仕業と見立てたことから彼の怒りは頂点に。ただ一人彦次の裏の顔を知る老剣客・玄沢と
ともに、汚名をそそぐべく下手人探しを始めるのだが……。新シリーズ、堂々の開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
80
飛猿彦次人情噺「恋女房 」 1巻。盗賊が盗賊を追いかける、今までとは少し違った新シリーズ、ちょっと迫力に欠ける気がするんですが。2019/09/05
やな
12
サクッと読了。盗人に良し悪しもないやろに…(^_^;)2019/09/23
陽ちゃん
4
表向きは屋根葺きを生業にしているが、実は飛猿と呼ばれる独り働きの盗人でもある彦次が、大店に押し込んだ盗賊一味の中に飛猿がいたという話を耳にし、濡れ衣を晴らすために奮闘。ただ、争い事は苦手なため、同じ長屋の浪人玄沢の力を借りて一味の居所を突き止め、町方に情報を流して捕らえてもらうところが人間味がありますね。玄沢からは、妻子のためにも盗人を止めて屋根葺きで食べていくよう諭されますが、中々そうはいかないようで、これから彦次がどうしていくのか気になります。2019/09/01
犀門
2
No.017★★★☆☆これまた新シリーズ。今後も彦次と玄沢の2人だけで物事を解決するしていくとなると、それほどの難題は出てきそうにないかな。2020/01/30
goodchoice
2
鳥羽さんの新シリーズで、盗人が主人公でありながら、濡れ衣をはらすために盗賊を追いかけるという少し変わった筋立てだった。脇役もなかなかで、今後が楽しみです。2019/08/11