扶桑社BOOKSミステリー<br> ナイトホークス(下)

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扶桑社BOOKSミステリー
ナイトホークス(下)

  • 著者名:マイクル・コナリー/古沢嘉通
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 扶桑社(2019/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594010461

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内容説明

ベトナム戦争に端を発する殺人事件を暴いていくベトナム帰りのアウトロー刑事ボッシュ。彼が迷い込む迷路のようなLAの悪夢を描く。
ボッシュは身内であるロス市警の監視に邪摩されながらもFBIの女捜査官エレノアとの捜査を継続。なんとかメドーズの仲間らしき人物を特定するが、片や事件の目撃者の少年は何者かに殺されてしまう。同時に銀行強盗事件の洗い直しで不審なヴェトナム人を発見、男に会いに行こうとした矢先、ボッシュらは謎の車に殺されかける。やはり内通者が…。ボッシュの疑念が増す中、事件は新たな局面へ。ヴェトナムを生き抜いた一匹狼の刑事が迷い込む、迷路のようなLAの悪夢を描き切る、期待の新鋭の力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

331
【原語】えええええぇ?!そう来たか?これはもう、なにを書いてもネタバレになるね。読みながらグイグイ五感に訴えてくる作品。間髪おかずに次も予約してます(古い作品なのに順番待ち、というところに人気を見た)。2018/06/10

ケイ

131
読んでいる間に何度も頭の中に浮かんだクチトンネル、サイゴンの立派な美しい元大統領府、ホーチミンでみたアメリカ兵が入れられていた元刑務所を思い出した。大統領府に北からの軍隊の足音が差し迫ってくる中、屋上に用意して置いたヘリコプターでアメリカの責任者は発ったそうだ。その事を、この下巻の内容から生々しく思い出した。そして、コナリーは、エレノアという女性をどれほど美しく自分の中に描き出したのだろう。その像に恋したのは、ボッシュよりもコナリーなのかもしれない。エレノアに最後に呟かさせた言葉に愛しさと哀愁を感じる。2018/04/04

harass

78
前に読んだ「リンカーン弁護士」で唸った伏線の回収と思いがけない展開はこの第一作でも満喫。この作家のストロングポイントの一部なのだろう。なによりもこの邦題、原題から変えている理由が、ラストで実に納得。この厳しさ。うーむ、充実した読書であった。次巻の『ブラックアイス』など購入しているのだが、あえて飛びついて読まないことにする。個人的に気に入った作家は一気に全作品を読むことにしていたが、途中は良くても後で冷めるか反感を持つことばかりで、この悪癖を改めたい。2018/03/30

財布にジャック

76
シリーズ1作目、予想通りの面白さでした!ただただ強くて完璧じゃないボッシュが好きです。一匹狼的な刑事のくせに、実は寂しがりな屋なところが、なんとも魅力的です。上巻に較べて、無駄がなく展開もスピーディーで退屈せずに、あっという間に読了出来ました。シリーズをコンプリートしようと調べてみたら、上下巻に分かれている作品も多く、なんと20冊以上読むことになりそうです。でも、ボッシュに逢えるなら、頑張れるかな~!2011/11/17

キムチ

74
原題「ブラック・エコー」と知ると、ラストにかけての自己内声の意が浮上する。とは言えナイトホークス自体もエレノアとの関係を表象しているし、それぞれの語彙の通奏低音はハリ-を上手く伝えていると思える。正義とはともすると主観に傾き、彼にとり魂の拠り所にも他者との関わりでの爆弾にもなりえている。不器用は万人が認めるであろうが、硬派or軟派は疑問。シリーズの助走で既に姿を現す人間関係の不協和音~クラーク、アーヴィング。少年逮捕から芋づる式に現れる「黒幕」ドラマでは隔靴掻痒であるハリー自身の心的襞に流れる音が聴こえる2021/10/12

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