光文社文庫<br> 揺らぐ街

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

光文社文庫
揺らぐ街

  • 著者名:熊谷達也
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2019/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334778149

ファイル: /

内容説明

東北に甚大なる被害をもたらした地震は、東京をも揺るがした。震災をきっかけに小説が書けなくなった桜城葵、被災地出身の作家で、いまは筆を折っている武山洋嗣。二人の担当編集者である山下亜依子は仙河海市を訪れた。葵の取材に同行するとともに、武山を探し出し、震災と向き合った作品を書かせるために――。それぞれの思いが込められ、作品が紡ぎ出される。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

78
熊谷さんが東日本大震災以降描き続けている「仙河海シリーズ」の一作。作家の桜城葵が東京で地震を経験するところから始まる。やがてそれが、未曽有の大災害であることを知る。被災地出身の作家で、いまは筆を折っている武山洋嗣に、震災と向き合った作品を書いて貰うために葵は編集者と現地を訪れる。武山は依頼を受けるものの、長く文壇から遠ざかっている身で、期待に応えられる作品が生み出せるのか?震災の悲劇と文壇の世界を融合させた物語。出版界の裏側を知る事ができて興味深かった。相容れないと思われるコラボは難しかったと思った。2019/05/23

しーふぉ

23
宮城出身の作者が震災とどう向き合うのか?エンタメ作品として仕上がっている。2023/08/19

ココ(coco)

20
☆ ☆ ☆熊谷さんの作品では、熊との死闘を扱った邂逅の森が大好きなのですが、今回の話は題名から想像していた話とは違って、東日本大震災と出版界を絡めた話でした。最後、武山がA賞を受賞したのかどうかが気がかりでなりません。2020/06/07

hiyu

4
作品における編集の重要性が良く理解できる内容であった。山下に対する感情はさておき(正直好きにはなれない)、どこに主眼をおいて読めばよいかちょっと悩んだ。2020/11/30

いつみ

4
震災後が舞台の小説を書こうとする二人の作家と女性編集者。微妙なテーマなので各自の立場でいろいろ画策する、その受け止め方は読者次第。私はどちらの考え方も違和感なかった。編集者の仕事の大変さも想像した以上。でもこの女性編集者はちょっと苦手だったな。読み終わって後書きを見て知ったがどうやらシリーズ物の第6冊目だったらしい。しかも一冊目と三冊目は本棚にあるし・・・。記憶力カモン!!2019/04/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13609467
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす