月の珊瑚(1)

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紙書籍版価格 ¥968
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月の珊瑚(1)

  • ISBN:9784063695144

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内容説明

「空に水。水に空。月の空には砕け散った海がある」
遠い未来の地球と月を舞台に歌い上げられる極上のSFラブストーリー。当代きってのストーリーテラー、奈須きのこが描いた最も抒情詩的(リリカル)な一篇を、あの『真月譚
月姫』の佐々木少年の手により満を持してコミカライズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおでん@やさどく管理人

24
読友さんからおすすめされて借りた本。竹取物語のようでもあり、遠い未来の物語のようでもある。情熱を失った世界は穏やかで、それなりには生きていける。でも、それでいいのだろうか。そして、不思議な来訪者の存在が、世界を動かす最初の一押しとなるのだろうか。2020/04/28

きき

18
情熱を失った未来の地球と月が舞台の物語は、言葉も作画も瑞々しい。「愛というものが想像できない」というお姫様には、最初は、明るく生きながらもほのかに虚無感も感じて少し切ない印象を感じていた。だけどとある商人(こいつがめっちゃ可愛い)と出会い、紡ぎ始めた物語からは、確かに彼女の感情の動きが見えた。というか彼女の感情が少しずつ解放されているように見えた。寂しいけれど美しい、ってこんな感じなのかな。あとはイセとスイの使用人2人が可愛かった。2020/02/01

highig

18
( ^ω^)奈須きのこ✕佐々木少年という『月姫』コミカライズコンビによる物語。原作小説は未読。月姫といえば型月伝説の始まりの物語として非常に有名だが、月姫といって普通思いつくのは・・・かぐや姫だおね。舞台は進取な活力が衰退した未来の地球。主人公にしてヒロインは透明感のある肌に金糸という夜空の月を想わせる美しい島の少女。ホント奈須きのこの「美のイデア」を露骨に感じさせるキャラクターだおね。かぐや姫をモチーフに愛の意味を知らない少女を描く抒情詩的な物語。おそらく本書はそんな少女が愛の意味を知るための物語だ。 2016/05/06

AKF-ZERO

16
原作は購入するのを迷いに迷って購入しなかったのですが、コラボが佐々木さんだったのでハズレではないだろうと思い購入。時間軸は未来のようですが中身はお伽話です。絵が綺麗で作品の世界を良く表せていると思います。月姫も読んでますがさすが佐々木さん、この人とTYPE-MOONのコラボは最早鉄板と言っていいでしょう。続きに期待。2014/03/18

レリナ

14
原作未読。なんというか表現がきれいで、自然と話に入れる不思議な魅力を秘めた作品。姫様が物語を書いていくまでのエピソードが自然で綺麗。自然とストーリーや絵に引き込まれる。原作も近いうちに読んでみようかな。それと佐々木少年さんの月姫にも手を伸ばしてみよう。これだけのクオリティで漫画を描ける人ってそういないと思うなぁ。何か久しぶりに良いマンガと出会うことができてよかった。次巻で完結なのかな?楽しみにしています。2014/03/12

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