内容説明
新たな旅に出たゲバラは、アメリカに虐げられる中南米諸国の現状を知る。
ラテンアメリカの歴史が分かる、壮大なる叙事詩第2弾!
母国アルゼンチンで医師免許を取得したエルネストは中南米への新たな旅に出る。
ボリビアで革命を目の当たりにし、さらにペルー、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、グアテマラなどを訪れて数々の大物たちとも遭遇。
そこで見たのは、米国の搾取や暴政に蹂躙される市民の姿だった――。
武装革命家を目指すことになるチェ・ゲバラ。
膨大な資料と徹底した現地取材で描いた著者渾身の力作、第2弾!
解説・八木啓代
【電子特典】
全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。
電子版あとがき 『ポーラースター2 ゲバラ漂流』
【関連小文】1 「キューバ・ラブワゴン」 3話「バヤモ・レボリューション」
【関連小文】2 「キューバ・ラブワゴン」 4話「サンタクララのもうひとつの顔」
【関連小文】3 「コーヒー・ジャンキー」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ももすけ
42
若きゲバラがアルゼンチンを出て、メキシコに至るまでの中南米でのストーリー。各国の政治や歴史的背景については、あまりに情報量が多すぎて、正直、読むのがしんどい。ただ、中南米諸国とアメリカが仲が悪いのが分かった気がする。チェが「あのね」という方言だというのは知らなかったので笑えた。それにしてもモテ男w2021/07/19
紫陽花
35
苦戦❗️キューバで革命を起こしたゲバラが主人公の小説。ページ数が多い上に空きスペースがないくらい文字だらけ。南米の近代史を詳しく描いて話が展開されていきます。勉強にはなりますが、頭に入りません。昔、「アメリカ帝国主義」という言葉がよく使われていましたが、納得。お膝元の南米の政治、経済に深く関わり、裏で色んな工作をしていたんですね。2020/11/01
パフちゃん@かのん変更
34
相棒が変わるが、医師免許も取得したゲバラ氏の冒険譚。実在人物とは思えないほどの強運の持ち主でトップクラスの人物と次々知り合う。女性にも持てる。ちょっと盛りすぎかと思う話。2020/09/05
Junichi Yamaguchi
34
『英雄坊や』… ゲバラ2章。 海堂さんのフィクションとノンフィクションを混ぜ合わせた感じが少しずつ癖になってきた。 次巻で完結。 vomos!!2019/03/28
鈴木拓
23
第二巻目では、ゲバラが、ボリビア、ペルー、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、そしてグアテマラと、運命に導かれるように歩んでいく。ゲバラの行動は創作部分が多いが、そこで語られる中南米の歴史の凝縮が凄まじい。世界を感じる必読のシリーズ。2019/11/07




