新潮新書<br> 総理の女(新潮新書)

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新潮新書
総理の女(新潮新書)

  • 著者名:福田和也【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2019/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108112

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内容説明

その選び方をよくよく見れば、総理の器が知れてくる――伊藤博文から東條英機まで、10人の総理の本妻・愛妾を総点検。恐妻家が過ぎて妻の銅像を建てようとした大隈重信、先立った妻と6人の子を生涯愛した山縣有朋、縁を切るために札束を並べた桂太郎、不義を犯した妻を捨て芸者を選んだ原敬、前妻と継子を追い出した猛妻の尻に敷かれた犬養毅等、教科書には絶対出てこない、指導者たちの本質が浮かび上がる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

72
伊藤博文から東条英機までの女性関係を紹介した本。妻ないしお妾さんの扱いでそのひとの人間性がよくわかってしまう面があるのだなと思う。近代政治史が苦手な読者(私もそうです)におすすめ。2019/04/19

きみたけ

53
著者は慶應義塾大学環境情報学部教授の福田和也先生。明治から昭和初期にかけての著名な10人の総理大臣の本妻・愛妾を総点検、「総理の器」を測ろうという一冊。当然、内容的に教科書には載せれないでしょうね😅だから面白いんですけど。。恐妻家が過ぎて妻の銅像を建てようとした大隈重信、先立った妻と6人の子を生涯愛した山縣有朋、縁を切るために札束を並べた桂太郎、不義を犯した妻を捨て芸者を選んだ原敬など。タイミング良くワイドショーで「中村芝翫、三度目の不倫か!?」と流れてきて思わず爆笑☺️2021/12/28

kawa

32
明治から戦前昭和、総理を務めたリーダー達の下半身事情をレポート。山本権兵衛、東條英機を除いて皆さんお盛んな様子。殿様の一番の役割りはお家断絶を回避するための子孫作り(ちょっと可哀想)の江戸の世から、基本的人権が何よりの現代まで、その流れを考えると過渡期の時代とも言える。何れにしても皆さんの女性に対する接し方や彼女らの行動が、歴史の一段面として見れて興味深い。大隈と山縣の国葬時の弔問客数の違い等、知らなかった歴史の小ネタがいくつも知れるのも嬉しい。2023/08/10

trazom

24
伊藤博文、大隈重信、山本権兵衛、桂太郎、山縣有朋、原敬、高橋是清、犬養毅、近衛文麿、東條英樹の10人の物語。陰険な犬養の妻を除き、女たちは、一様に主人を支える人間的な美しさに満ちているのに、男たちは、現在と倫理観が違うとはいえ、妾を囲い、女性をモノとして扱う姿が何とも醜い。だからこそ、一人の妻を生涯大切にした山本権兵衛と東條英機は立派だが、そのことと、政治家としての業績が連関しないのが皮肉だ。最近の新潮新書の例に漏れず、週刊誌レベルの一冊。保守派論壇のホープだった福田さんも、昨今、こんな本ばかりだなあ。 2019/07/01

なにょう

20
面白かった。10人の総理とその伴侶。★初の東北出身の大臣が原敬で憲政のニ柱神の1人が犬養毅。いつも2人がごっちゃになるんだ。・山縣有朋さんは人気もなかったし家庭運もなかった。だから「希望的観測」をしない人で常に国を憂れう至誠があった。・反対に近衛文麿は坊ちゃんで家柄、容貌、才能に恵まれていたけど、責任感、胆力に欠けていたようだ。・東條英機さんはまじめな人で家族思いだったとか。・高橋是清、こんな面白い人がいたなんて。2021/03/14

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