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内容説明
エンパワーメントとは、人間が本来持っている知識や意欲を引き出すことで、社員が自発的に動くようになり、組織が活性化し、業績が向上していくことです。しかし、日本の企業風土ではなかなかうまくいかないのが現実。本書は、自分たちの立場に置き換えて読める実践的ストーリーのため、具体的に何をすべきかがわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちびbookworm
73
★3.5.人的資源が再注目される今、読んでみた◆企業の増収や、コストダウン、生産性向上、新たな事業発案などは、トップ層ではなく、現場社員一人一人が自律的に出していく、それこそが鍵となる◆企業の価値、をトップ層が考えるのではなく現場が考えることが大事だ(「パーパス」にも通じる)◆サービス/商品価値と利益との両立には、経営指標をガラス張りにして、社員がコスト感覚をつけ、地に足のついた案出しをすることが大事◆感想だが、”寓話”が抽象的すぎて見えづらい。大雑把すぎてモヤモヤ。巻末の星野リゾートの実例が最も良い。 2023/01/21
T4C@NAK
19
サクサク読めた。マネージャーは仕事のやり方を指導するもの、というくだりが刺さった。世の中のマネージャーはプレイングマネージャーで陣頭指揮している方ばかり。楽しいし。結果出やすいし。ここにかかれているほど実務をやらずにいる方はいかほどいるだろうか?言うはやすし。上司に、「日本にはプロフェッショナルのマネージャーはいない」の意味が垣間見えた。2019/03/13
ギルダーツ
16
オーナーシップを軸とするエンパワーメント。オーナーシップは私の行動指針No.1に含有される考え方。共感できる箇所はあるが、本格的な導入にあたっては一職場だけでは難しく、全社的にトップダウンで進めていく方が効率的。とはいえそんなことは現実的ではないので、再読してできることは何かを考えていきたい。こういう良書に出会えたことはLucky. ツイてる。2022/10/09
C-biscuit
13
新品購入。先般経済誌で紹介があり、タイトルに惹かれて購入。監訳者が星野氏なのも心強い。というのも星野リゾートは、この方法で現在の状況を気づいており説得力がある。自分も現在グループ会社等の業務見直しで、新しい組織が立ち上がった。どういう手法でやるかということであるが、この本は今の部員に非常にマッチすると感じる。一見すると本当のトップでしか実現できないように感じるが、組織単位でも取り組むことできると感じる。もっとも最大限に力を発揮するには、全社での取り組みになるのだろうとは思う。時間はかかりそうだがやりたい。2018/11/27
あつお
12
この本は、単に「任せる」ことではなく、「信頼」と「仕組み」を持って人に任せる大切さを教えてくれる一冊です。エンパワーメントという言葉が抽象的に響く中、本書は物語形式を通じて、現場目線で具体的な手法と原則を提示してくれます。「任せるには情報と境界線が不可欠」という視点は、現場を動かす上で極めて実践的で、感情と理性の両面から納得できます。人の可能性を信じ、活かす組織をつくるための羅針盤となる本でした。2025/04/02